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ゆりあ先生かっこええ

ゆりあ先生の赤い糸が面白い。

菅野美穂って昔から好きだったけど、最近、おばちゃんキャラを演じるようになり、ますます好きになった。失礼かもだけど、すごくしっくりきている。見てて謎の安心感。

ゆりあ先生って、いわゆるデキる女というよりは、そういう世間で使われるフレーズを卓越しちゃったようなたくましい女と思いつつ、それでも人間味のある人でちゃんと女らしさも持っていて、なんだかそんなところがとても好きだなぁと思った。

ここ数年でドラマを観ていて、こういう女性になりたいと思った人が、大豆田とわ子(大豆田とわ子と三人の元夫)とゆりあ先生かも。なんだろ、カッコいいのにダサい、隙がなさそうなのに隙だらけになる瞬間がある、強がってるけど結構きてる。人間臭さが全開な人ってやっぱり好きだなぁと思った。

そしてこのドラマ、登場人物を演じる役者がピタリとハマっている気がする。完全なる独断と偏見だけど。

鈴鹿央士くん、ゆりあ先生の旦那に恋する青年。めちゃめちゃいい。今までの役が霞むほどいい。ハマっていると思う。強気な感じとか、ゆりあ先生の旦那にメロメロなところとか、それを見せつけてどうだこのやろーみたいな顔とか、嫌味言うところとか、すごくピタッときていて、見てて気持ちがいいと思う。

松岡茉優さん、ゆりあ先生の旦那の愛人。この前のクールのドラマ最高の教師の先生役と比べると、圧倒的にこっちがハマってると思う。何とも言えないこのフワフワした女の役が絶妙に合ってると思った。ちょっとクズってところがまたいい。

そして木戸大聖くん、ゆりあ先生の恋の相手。いや~絶対なんかあると思ってたけど本当にね、ゆりあ先生の心を鷲掴み。でも分かる。ああいう感じで話がぽんぽんとできちゃう、しかも気が合ってしまう、そしたら勘違いもしちゃうよ。年齢とか関係ないから。

他にも愛人の娘二人とか、ゆりあ先生のお母さんとか、すごくしっくりくる役者さんばかりで楽しいのです。

私はずっと、強い女がカッコいいと思っていたけど、そうじゃなくて、人間臭い人がカッコいいのだと思った。がむしゃらだったり、くそー!って言いながらも頑張ってたり、でも弱い部分を一生懸命隠していたり、そういうのが良いのだと思う。クールに見えて、じつは煮えたぎってる、そんなのがいいのだ。

めざせ、ゆりあ。または、とわ子。

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