ふと、不倫について考える

ふと、でもないか。ちょいちょい考えてるかも。

ずいぶん若い時、勢いで奥さんがいる人と関係を持ったことがあったのだけど、当時20代半ばくらいで、その時に周りの友達に相談したら、なんと8割くらいの確率で不倫したことがあると言われた。浮気とかではなかったと思う。不倫関係になったことがあると言った友達ばかりにたまたま相談したのか、それとも世の中の一般的な統計がそうなのか・・・今思うともう少し調査してもよかったなと思う（笑）あ、笑えないか。

私が離婚を検討していた時、色々な年代・バックグラウンド・既婚・未婚者の知人に相談した時、結構な割合で女性は「別の出会いを求めることができる人生が手に入るなら求めるべき」と言っていた。これも一般的な回答なのか、それとも私の周りの人間がぶっ飛んでいるからなのかは分からないが、ちょっとびっくりしたことを覚えている。

仲良くしている同世代の既婚の男友達（ただの友達）、この人は超オープンに何度か私を口説いてきたし（いまだに本気だったのかがよく分からないし、分かりたくもない。笑）、ついでに電話とかで普通に「最近ときめいちゃってて～」とかめっちゃ相談してくる。その人曰く、「結婚するなら今の奥さん以外はありえないし、最後にはちゃんと奥さんのところに帰るけど、それでも人を好きになるのはしょうがない」と。この友達のいいところは、オープンなところ。いい意味でうしろめたさを持ってないから、なんというか、さわやか不倫？ちがうか。とにかく私がそういう関係な人がいて悩んでいても、明るく相談に乗ってくれる貴重な存在である。

私が若い頃にやってしまった、勢いでとか、成り行きでとか、それで始まって抜け出せなくなるのってよくないと思うけど、人生のある時において、その時、そのタイミングでどうしても誰かが必要な時にそうなった、というのはアリだと思っている。明らかに不毛なやつはやっぱり後味含めてよくないと思うけど、そうじゃないものだってあると言う私はダメなのでしょうか？と誰かに聞いてみる。

あとはお互い利用する的なのもアリなのかなと。例えば、彼氏にフラれて淋しい女と妻とうまくいってない男、とりあえず一時的に傷を舐め合って元気になったら離れていく、みたいな。のめり込むのは怖いことだけど、一時の逃げ場としては私はアリだと思ってしまう。

ちなみに、学生の頃にブログを通じて知り合った男性と女性の話。男性は既婚者でブログでもたまに奥さんの話をしていて、女性は心を病んで回復中の独身の方、なぜか二人ともう何人かと気が合ってよく互いのブログを行き来していた。私は男性の方と結構話が合って、個人的にメールをしたとき、「じつは奥さんとはずっと前から離婚協議中で別れる準備をしていて、このブログの女性とお付き合いを始めた」、という報告をもらったことがあった。そして間もなく二人は結婚した。

これだって立派な不倫だけど、私は二人を心から祝福した。字面でしか知らない二人だったけど、超お似合いだと思っていたし、なんだろ、別に汚らわしいものは一切なかったと思う。

いかにもアバンチュール的な肉体関係ありきのものや、既婚者が不倫を正当化しちゃっててそれに相手が騙されちゃってるものや、既婚者のほうの家族をぶち壊すための計画的不倫とかは、さすがにどうかなと思うけど、理屈だけでは語れないような関係だってあると思う。

色々と書いてみたけど、社会的にも法律的にも不倫はいけないこと。それは変わらないと思う。でもそれだけでは表せない関係とかもあるんじゃないかなぁと日曜の夕方に思うのであった。就活のモヤモヤがまさかこういった形で出てくるとは。。

はぁ、明日からまた仕事行きたくない。