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動画で思い出せる人と静止画でしか思い出せない人

ふと思いつくシリーズ。不倫の話以来。とりあえずシリーズって言いたい。

本当にふと思い出すことがある。過去に少しでも恋愛関係にあった男たち。これ、不思議なのだけど、私の中で動画で思い出せる人と静止画(写真で切り取ったかのような瞬間的な場面)でしか思い出せない人がいる。動画の人の方がやはり思い入れは深い、というかちゃんとその人との思い出の記憶があって、静止画の方は申し訳ないけど断片的な記憶しかない。

私が動画で思い出せるのは3人。一番最初に付き合った人、恋愛の諸々を思い出させてくれた人(ハグまでしかしてない)、元夫、以上。やばい、残りはみんな静止画である(苦笑)

思い出せる静止画がまた毎回同じである。大体は行為の最中の顔、姿。なんだコイツと思った何か(食べ方が汚いとか、謎のタイミングで笑い出した、理解できないことに拘ってる、なんか五月蝿い、とか)。そんなもんである。他にもいろいろとあったような気がするのだけど、ハッキリ言って覚えてない。時間が経って、いかに自分にとって大事じゃないものとなってしまったかが分かる。

ちなみにこの人、恐ろしいくらいに静止画しか思い出せない。最近なのに。もっというと顔がハッキリと思い出せない。え、まさかの記憶障害?脳の問題でないことを祈る。全然思い出せない。

動画で思い出せる人もう一人いた。

この人はやっぱり私にとって大事な人なんだと思った。交わした言葉とか、あの時アイスを食べながらこんなこと話した、ジンのショット飲み過ぎて二人でへべれけで語り合った、夜のプールで2時間くらいガチで泳ぎの練習した、とかちゃんと覚えている。ちゃんと語れる。

過ごした時間の長さではなくて中身だと思う。私にとって時間が経ってから重要かそうでないか、それが静止画と動画の違い。我ながらわかりやすくてよい。

思い出というのは怖い。自分の中で勝手に美化されたり婉曲されたり、しまいには削除される。だからこそ、静止画でなくて動画で残ってる存在を私は大事にしたい。多少美化されてようがなんだろうが、何年経っても私に楽しかったことを思い出させてくれる存在。感謝だな。

ここまで書いてみて、女友達はどうだろうと考えると、これはもっともっとハッキリと流れるような動画、もしくは静止画通り越して顔と名前のみ、であった。これはもうSNSの力であり、私の能力とは関係がない。半強制的に記憶させられてるやつだ。

私たぶん、普通の人よりも転職し海外に行ってるから出会う人の種類とか多めであり、出会いと別れが濃くて多めだからか、記憶の整理のために不要なものはどんどんと削除されていくのだなと思う。ほんとちょっとだけ一緒だった人でも強烈に覚えている人もいれば、そこそこ一緒に過ごしてたのにほぼ覚えてない人が山ほど。合理的〜。

うむ。よもやよもや。この言葉気に入ってしまった。煉獄さん、ありがとう。LiSA、あなたの炎、無限列車観てから聴くと尚最高。