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GenderとSexと生きづらさと

篠原涼子さんの歌みたいなタイトルになっちまった。

先にお詫びだけ。昨日の記事で不愉快な思いをされた方、申し訳ありませんでした。深く考えず、思ったことをそのまま書いただけで、特定のどなたかに向けて書いてません。どちらかというと発信であり、こういう考えで生きてる奴もいるんだぞ、って。

言い訳やら補足をすると、私は20代の時に、所謂「毎日化粧をして、膝丈スカートをはき、ヒールをはいた女性」(複数名)に「社会人なんだから化粧しなさい」やら「すっぴんで仕事をするのはよくない」やら「ファンデーション塗りなさい」やら嫌味を言われ、相当嫌な思いをしました。そこからもしかしたら女性嫌い始まってるかもしれない。少なくともこのイメージに該当する女性は特に偏見があるのは間違いない。今なら確実に「うっせーばーか」と思うまたは言うので問題ないが(言ったら問題か)、若い時の私は言われっぱなしであり、嫌悪感以外の感情はなかった。いまだにこう思ってると言うことは相当嫌だったんだと思う。

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所謂世間一般的な女性像を理解はしておいた方がいいと最近思い始めた。人間は社会性のある動物なのであり、どう頑張っても社会や他人と切り離しては生きていけない。だから、あくまで自分を個性的な変態という位置づけで満足させたとしても、世間一般からどの程度ズレてるのかを理解しておかないと、昨日の記事もそうだけど地雷を踏みまくる。個人的には単なる疑問やら謎やら感想のつもりだけど、受け取られ方まではコントロールできない。

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前から書いている通り、女嫌いです。シンプルに。英語でgenderかsexかみたいな(両方とも日本語だと性別)sexは生物的なオス・メス、genderは社会的・文化的での性差、ですね。念のため調べたら内閣府の出てきた。

私が嫌いなのはgenderの方です。社会が作り上げた、文化的に求められている方の性。sexはオス・メスなので好きも嫌いもない。女性らしさとかそんな話をするときはgenderに引っかかる。要するにぼんやりした定義の割に社会で重要とされてるのがgenderだと思っている。だからウザイ。知らねーよ。

私が持つ女性の面というのはsex分類上のメスな部分であるため、それを否定するつもりはないし、受け入れてるつもりである(あくまでつもり)。遺伝子レベルのものであればコントロールできないし、そこを否定し始めるともはや手術をして男性に性転換したほうがいいと思うが、その願望はない。

化粧の話に戻ると、genderの方よね。今は男の子も化粧したりするけど、化粧といえば女性である。でも女性が化粧をしなければならないという法律的な義務はない。文化的・宗教的にも絶対ではない。本人の自由である。社会的に化粧しない女に問題があるみたいな風潮になるならば、①法律で義務化 ②化粧品代を一律支給 ③化粧する時間を一律提供(ついでに落とす時間も)、ここまで来たら私やります。法律で義務だから。金と時間をいただければ全然問題ない。そのレベルの話である。我ながら超画期的アイディアだと思う。

でもヒールとスカートだけは義務化しないでほしいな。走れないって生活していて致命的だと思うし、スカートも然り、胡坐とかで座れないんでしょ。スカートの人ってどうやって地べたに座るんだ、そもそも。正座?階段二段飛ばしとかもできなんでしょ。冬とか風通り良すぎて死ぬほど寒いし。だめだ、生活する上でめっちゃ不便。生きていけない。

自分の中で装飾(装備?)で重要なのは「機能性」「実用性」がダントツトップなことを自覚しているが、予想以上に不便さと面倒くささが強い。例えば洗濯。洗濯機に他のものと一緒にぶち込んで外でお日様にガンガンあてて干せるものじゃないと嫌である。理由は面倒くさいから。そういうこと。

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多様性とかジェンダーレスとか色々と言ってる割に、この社会はまだまだマジョリティでいないと生きづらい。だから生物学的性別:女、ジェンダー:一般女性ではない、私からすると、こういう声を上げることで世の中が変わってほしいと思う面もある。一般的な女性像に当てはまってない人が生きやすい社会、あってもよいと思うけどな。しばらく来ないだろうけど。

前に海外帰りの友人とも話してて「『自分が周りと違う』と自覚して、それで『生きづらい』ことも含めて受け入れて、やっと楽になった。生きづらいんだよ、この社会」って言われた時、すごくしっくりきた。マジョリティとして生きられてる人には分かりにくいと思うけど、たぶんこういうことなんだと思う。

私は人と違う。普通とは違う。だから、生きづらい。
そりゃあ人と違ったらこの社会生きづらいよね。

自問自答みたいだったけど、ここを受け入れないともっと辛いと思う。ありのままとかでも、自分らしさとかでも、自分は自分とかでもなく、生きづらくていいと教えてくれた友人に感謝している。

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