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And Just Like That 色褪せないキャストとメッセージ

Sex and the Cityの続編And Just Like That、及びドラマシリーズを観ている。

大学の時にアメリカでかなり観ていたし、DVDも持っていたので観まくっていたが、久しぶりに続編を飛行機の中で観てから、懐かしさなのか何なのか、すごく心が引っ張られていた。

続編を観ては泣き、ドラマシリーズを観ては泣く。何だろうと考えた時、あぁ、私はこの登場人物たちと一緒に歳をとってきたんだってことが分かって、たぶん嬉しかったんだと思う。20代でこのドラマに出会い、アメリカっぽくて面白いと思いながら見始めて、最初は性の描かれ方が面白くて見てたけど、気づいたら4人の女性とその周囲の男たちの人柄に惹かれていったんだと思う。男と出会い、寝る、恋に落ちることもあれば、寝るだけで終わることもある。そんな女性の生き方がとにかくカッコいいと思った。人間らしくて感情的で、そして幸せになりたくもがいてる姿が素敵だと思った。

そういえば前も書いていた。とにかく好きなのだ。ね。

50代になった彼女たちのその後、もうね、本当に私の身近な友達のように感じる。そっか、Mirandaの子どもはこんなに大きくなったのか、Charlotteは子育てでやはり苦戦してるのか、CarrieはBigと結婚して幸せになれたんだ、など。他のドラマとは違う、何か私にとってこの主人公たちは特別な存在なのだと実感した。

ドラマシリーズを観ると、自分が20代の時を思い出す。その時なにに悩んでいたか、Sex and the Cityを観て何を感じたか、影響を受けたか。ちゃんと思い出せる。苦しい時に寄り添ってくれたのは彼女たちの言葉だったと思う。若き日の私を形成した一つがこのドラマだったんだなと改めて実感。

いいなぁと思ったフレーズを紹介しようと思ったけどやめた。観た人にしか分からないものってあると思うし、私は英語で観たため、正しい日本語に訳せる自信もないし。そう、このドラマは私の英語力をあげてくれた要素の一つでもある。もはや感謝しかない。

本で手放せないのが「眠れぬ真珠」だとしたら、ドラマは「Sex and the City」だと思う。なんなら手放す気もない。

And just like that... これってどう訳すのが素敵なのだろうか。私の好きな英語表現の一つ。

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