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ラマダンで断食。文化に身を置いてみる。

※画像はイメージです。

ラマダン知ってますか。

すべてのムスリムは、ラマダンの1カ月間、日の出から日没まで断食しなければならない。断食はイスラム教の五行(五つの信仰行為)のひとつだ。ただし、病人、妊婦、旅行者、高齢者、月経中の女性は、断食を免除される。期間中に断食できなかった日があっても、年内の一定の期間または数回に分けて断食を行って、埋め合わせることができる。

ナショナルジオグラフィック ラマダンの日中の過ごし方

今年のラマダンは3月10日頃~4月10日頃にラマダン明けの大祭「イード・アル=フィトル」で終わる予定のようです。

今までもイスラム教徒のいる国にいたことあるけど、今の国はイスラム教率が高い。うちのスタッフももれなくムスリムのため断食をしている。断食っていうからてっきり食べ物だけかと思ったけど、飲み物もだめという。水分取れないって身体に悪そうというのが第一印象である。

ただし、日の出前と日没後は食事ができるため、死にかけたりというのはない。それでも日中普通に仕事をしながら断食をするのは想像しただけで大変なのは分かる。

何事も経験と思っている私は、とりあえず水分以外の食事抜きで日没まで頑張ってみようと本日人体実験を実行した。ただ、スタッフからは「私たちに合わせなくていいですよー。気を遣わなくていいですよー」と言ってもらったのと、なぜか今日に限ってドライバーさんがチョコレートをくれるという(あなたも断食中じゃん)不思議なハプニングにより、「せっかくだからチョコ食べてください」と言われ、お昼にチョコ2かけ。それ以外は朝ごはんから食べずに夕方まで過ごした。

結果、シンプルにフラフラする。お腹が空きすぎてしんどい、のさらに先を見た気がした。

私はまだ水分摂っているからお腹がすっからかんになることはないのだけど、水分も取らずに一日中仕事をしているスタッフは本当にすごいと思った。ただしなんとなく顔色は悪い(苦笑)普段はコーヒーも紅茶も無糖で飲むけど、今日は角砂糖を一個入れてなんとかエネルギー源を確保しないととてもじゃないけど一日過ごせないと思うほどきつかった。

お昼休憩の時間を短くし早く帰宅したのだけど、家に着いた瞬間、冷蔵庫を開けすぐに食べれるものを確認。パンを発見!すぐさまレンチンしてムシャムシャ食べる。リアルムシャムシャである。50円くらいで買ったパンがあんなにも美味しいだなんて。舌が味覚が敏感になっているからか、味をちゃんと感じる

その後、少し残務を片づけ、夕飯。イワシトマト缶の炊き込みご飯。美味しくて涙が出るかと思った(出なかったけど)。

とりあえず明日は朝ごはんをガッツリ、イワシトマト缶の炊き込みご飯の残りとゆで卵と(板東英二かよ)スープ。ちゃんと食べて行こうと思った。

イスラム教徒がやってるものだから自分に関係ないと思ってやらないのではなくて、まだ一日だけだけどやってみてよかった。身体の変化に注目して過ごしたい。