見出し画像

コンプレックスが強みに変わったセレンディピティ

「serendipity(セレンディピティ)」は、偶然の発見や幸運な出来事のことを意味する名詞である。また、意図していない偶然の出来事によって意外な発見や新しいアイデアが生まれることを指す場合もある。

webilo辞典より

私の一番の趣味は音楽です。歌うのも好きだけど、楽器を演奏するのも大好き。

音楽をしているときが、何よりも幸せを感じられます。

小1からピアノを習い始め、小4から吹奏楽クラブに入りクラリネット・バスクラリネットを吹いていました。

でも楽器を演奏するには私の手はとても小さくてコンプレックスに思っていました。

ピアノではオクターブがギリギリ届く感じだったので、弾ける曲が限られてしまい続けられませんでした。

バスクラリネットは長さが1mくらいある大型楽器。指の長さはなんとかキーに届く程度に足りていますが、早い指回しはできません。

高校の音楽の授業でギターを弾いたことがあったけど、手のサイズが合わなかった記憶が。

楽器を演奏するには手が大きい人の方が向いていると思っていました。

そして、手が小さい私には趣味程度に楽しめても、上達することはできないと思っていました。


そんな私は、あるときカリンバという楽器に出会います。

カリンバとは、音を共鳴させるための箱や板に固定された細い金属棒を、指で弾いて演奏するアフリカを代表する民族楽器です。

島村楽器HP「『カリンバ』ってどんな楽器?」より

カリンバには魅力がたくさん。

・オルゴールのような音色に癒される。

・ピアノとは違う複雑さが面白く、練習しがいがある。(まるで脳トレ)

・小さく軽いので、身近に置いておけて気の向くまま手に取って弾ける。

・音が大きくなく、周囲をあまり気にしなくていい。

のめりこむようにカリンバを弾いていたら、誰かに聞いてもらいたくなりました。

stand.fmで配信したら、人に聞いてもらえて、嬉しいコメントをもらえるようになりました。

コメントが励みになって、もっともっと上手くなりたい、練習しようと思うようになりました。


(お世辞が含まれるのは承知で)「なんでそんなに上手なの?」と聞かれ、答えを考えたとき、

音楽経験と弾いている時間の多さに加えて、手の小ささがカリンバに向いているのではないかと思いました。

もともと器用な方でしたが、そこに手の小ささという要素が加わって、カリンバを引く時の小回りの利きやすさに繋がったのではと思います。

手が小さいことをメリットに捉えられる機会が来るなんて、思いもしていませんでした。

コンプレックスに感じていること、弱みだと思っていることも、活かせるチャンスがあるかもしれません。

そしてそのチャンスは予期せず訪れるかも。

カリンバとの出会いは、私にとってまさにセレンディピティでした。

今日も読んでいただき、ありがとうございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?