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英会話ホステスが出会ったユニークすぎる生徒さんその2

 英会話ホステスを二十年以上続ける中で出会った、個性強めの生徒さんその2です。

 英会話を「おしえる」という枠を超えた仕事内容なのと、教えるよりも「共有する」というスタンスが強いことから、英会話ホステスと自称しているだけです。

「ユニーク生徒さんその1」は恋愛相談してくる生徒さんでした!(下記の記事を参照↓)

 今回のユニーク生徒さんその2も男性で、当時40代くらい。格闘技を習っていて体格のがっちりした、長身の生徒さんです。強面で一見あまり動じなさそうに見えますが、性格は繊細で、喜怒哀楽が顔に出るかんじの方でした。

 彼はある有名女優さんのファンで、毎年その人の誕生日に、年齢の数だけバラの花束を贈っているほど超熱心。でもある日その女優さんが結婚したとき、生徒さんはものすごく怒り、レッスン中にそのことを報告しながらヒートアップし、とうとう小さなカフェでおっきい声でキレました。

 もう二度と花束は贈らない! とキレてキレて、まるで私に言われているかのように周りからは見えたかも。声が大きすぎると注意したらおさまりました。

 レッスンではいつも日常のいろいろな出来事を話してくれるのですが、また別の日には、いつも通っているガールズバーの話をしてくれました。

 お店にお気に入りの女の子がいて、どうしても口説きたいというのです(生徒さんは独身で彼女なしです)。心理学の本を買って勉強したから絶対に口説けると自信満々だったのです。

「本に書かれた通りに実践したのにぜんぜん効果がなかった! 100%落とせると書いてあったのに騙された!」と、またカフェでぷっつんしました。さらに今回はキレただけでなく、机を「ガンっ!」とグーで叩いて、置いてあったコーヒーカップなどもガシャンと大きな音を立てて鳴り、店中のお客さんがこちらを見ました。

 ああ、ついに出禁になるのだろうと覚悟しました。この生徒さんだけではなく私も出禁になるのだろうと。でもなぜか誰からも注意されませんでした。

 人は、本当にヤバい人には注意できないものです。注意してもらえるということのありがたさよ!

 まあでも、悪い人ではなかったんですよねえ(笑)じゃあ悪い人じゃなきゃいいのか? いや、必ずしもそんなことはないのですが! 感情がコントロールできないし、いろいろなことを信じやすい、シンプルな性格なのだろうと思います。

 でも熱心にレッスンに通ってくれてたし、注意すれば素直に聞いてくれるので、いつもぎりぎりセーフでした。今思い返すと、私のほうから「辞めてくれ」と言わなければいけない生徒さんは、この二十数年で二名くらいでした。ゼロじゃなかったんかー(笑)

 というわけで、「英会話レッスン生徒さん積極的に募集中」です。ぜんぜん宣伝になるような記事じゃないですけど、まあいいか!

 占いのホームページからでも、Eメールでもお問い合わせください。


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