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おばあちゃんの戦争|日記│

おばーちゃんは2020年の春にぽっくり往生した。
おばあちゃんは本を読むのが好きだった。あと編み物と韓流ドラマと私。

読んでた本は戦争関連。
そんな本ばっかり読むなと身近な(ロシアで抑留された経験を持つ)人から注意されるほど戦争関連ばっかり。
小説系はあまり読んでなかったと思う。

今みたいな情報が氾濫してない時。
どのような目的で読み漁っていたのか。

読んだ情報は人に教えたい欲もあっただろうけど、私には全く教えてくれなかった。
もしくは、私が興味無かったから記憶にないだけなのかもしれないけど。

「どこの馬に骨ともしれない」と近所の人に小言を言われたおばーちゃんは、何苦楚魂発動させて、遡れるだけ遡ったらしい。
知っていた以上の先祖まで特定できたっぽい。

戦争のことは聞かされてなかったけど、戦後の混乱の時のことは何個か教えてもらった。

だから、多分、敗因はなんだったのかとか何で戦争したのかとか知りたかったのかも。
もしくは取り戻したかったのかも。
私も年を重ね、そういうこと色々聞きたかったなーって、今日サイレンを聞きながら思った。

政治や戦争に対して仄暗さがある。
けど、今はおばーちゃんほどではないとしても過去知りたい。土着的な。

生前は感覚、感情の人だったからめちゃくちゃ苦労したけど、愛されてるって自信だけはもらった。


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