11/8.【ニュース訳】ジンバブエ 野生動物 厳しい干ばつで一斉に死ぬ
タイの新聞『Bangkok Post』から、ニュースを1つ取り上げて日本語に訳します。(元記事のWeb版はありません)
【11月7日付の記事】アフリカの野生生物が干ばつで苦しめられているそうです。早く雨が降ったらいいね。。
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空腹と渇きのために弱ったゾウが、アフリカ野生生物保護地区にある水たまりにたどり着こうと必死だった。しかし、ゾウは、太陽光に照りつけられたぬかるみにはまってしまった。水飲み場は、干ばつによって劇的に縮小していた。
最終的に、公園スタッフが身動きがとれなくなっているゾウを逃がしたが、衰弱し死んでしまった。数メートル先には、アフリカスイギュウの死骸が横たわっている。ぬかるみから抜け出したものの、おなかをすかせたライオンに襲われたのだ。
ジンバブエのマナプールズ国立公園では、ゾウ、シマウマ、カバ、インパラ、バッファローなど他にも多くの野生生物が食料と水不足に苦しんでいる。マナプールズの名前は、毎年雨季のザンベジ川の洪水によって、いつもなら湖のように水が満ちている4つの水たまりに由来している。この水たまりは、昔から野生生物が水を飲んでいた場所だ。「マナ」という言葉はショナ語で4を意味する。
ジンバブエ国立公園と野生生物管理協会によると、過去2ヶ月間で、少なくとも105頭のゾウがジンバブエの野生生物保護地区で死に、そのほとんどが、マナプールズと、広大なワンゲ国立公園内だ。
多くの悲惨な状況の動物は、食料や水を探している間に、ジンバブエの国立公園から近隣の地域にはぐれて迷ってしまう。
ユネスコ世界遺産に指定されているマナプールズは、ザンブジ川に沿って壮大に広がっており、毎年この時季は暑く乾いた天候である。しかし、今年ははるかにひどい。昨年が少雨だったからだ。川の流量さえも減っている。
南アフリカを焦げ付かせる日照りは、人々にも影響を及ぼす。推定1,100万人がこの地域の9ヶ国で飢えに脅かされている。国連機関・世界食糧計画(大規模の食糧配給を計画している)によると、南アフリカの国々では、過去5回の生育シーズンにたった1回しか通常の雨が降っていない。
雨季はまもなくやってくると期待されるが、それまでに多くの動物が死ぬと懸念され、公園スタッフや野生生物愛好家は困窮した動物へ食物を運んでいる。この極めて過酷な状況により、国立公園は「介入しない」というポリシーを放棄するほどだ。
毎朝職員は雨が降るように祈る。「これは重大な状況の始まりだ。雨が降らなければさらに悪くなるだろう」ゾウとバッファローの亡骸の隣に立って言った。
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広島に住んでいた頃、お世話になった英語サークルで「英会話を楽しく身につけながら、国際的視野を広めることが大切」と教わりました。サークルでは教材として『Asahi Weekly』を利用していました。タイでは現地の英字新聞から世界のニュースを知りたいと思っています。