夢日記:橙の鳥

こんな夢を見た。

夕焼けの丘、夕陽を背景に誰かが佇んでいる。
滲むような橙の光に照らされ顔は見えない。
やがてその誰かが手をすいと翳すと、リボンがほどけるように夕焼けの光がほぐれ、指先に集まり、鳥の形をとった。

橙の鳥は一声ないて翼を広げると、夕陽に向かってどこまでも飛んで行った。