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なれそめ前日譚 〜大学入学編まだ夫が出てこない〜

夫との交際も10年、うち5年が結婚になったので、忘れないうちに身を切りながら馴れ初めを記録していこうと思う。

そもそも私は誰とも結婚しないだろうし、付き合えるわけがないと思っていた。自分の容姿に自信がないし、高校時代はひきこもりバンザイ!みたいな生き方をしていたからだ。インターネットをするのが楽しかった。
自己愛は強いし自己肯定感もそれなりだが、自信が無かったのだ。
まあそれは複雑な家庭環境もあっての結果だったのだが、そんな私を見かねた10歳年上の姉が、「私の卒業した大学、ゆばにも向いてると思うから。」と勧めてくれて私は京都で一人暮らしをすることになった。
実はそんな学費があるなら私は夢に向かって地獄みたいな実家で暮らしたほうがいい……と思ってたんだけど、姉はまじで私のためにめちゃくちゃ怒ってくれる人なので、京都行きが決まりました。(名古屋も受験したり画塾にも通いました。画塾怖かった……)

私とは現金なもので、いざ大学に入って周囲に男性が居るのを見ると、(私でも恋人ができるのでは……?)という思考になるんですね。
元々恋愛脳なとこはあります。恋愛マンガ大好きで育ちました。
幼稚園に入るとともに1個上の男子に初恋し、まあそれは流れたんだけど、小学2年生で転校生に一目惚れをして仲悪くなりつつ小4で成就、私が不器用なばかりに小5でフラれ、中学卒業まで忘れられなかったとかあります。なんなら今も夢に出てきてウッ頭が……。あ、もうさすがに好きではないです。

それはともかく、私は好きになれる人いないかな🎶と、周囲を見てくことになります。
うちのクラスは他よりも男女比で男が多かった特殊なクラスでした。(美大は女子のが多い)
そして彼女持ちは勿論はぶいていきました。なにぶん男慣れしてなかったもので自意識過剰を抑えるのが大変でした。
そこで見つけた一人、ロン毛さん(仮)がいました。物静かで顔が一番好きかなと思ったからです(正直)
ロン毛さんはポニーテールで緑縁眼鏡をかけていました。浪人していたそうで親近感をおぼえました。
しかしグループワークのとき、隣で喋って、興奮している?とても鼻息が荒く、顔が近くなりこれは……恋にはできない!!!と思いました。とても酷く勝手な話です。鼻息が荒くなければ引くことはなかったかもしれません。

あと友人たちがあからさまにロン毛さんとくっつけようとしてくるのが本当に嫌でした。隣に座らせようとしたり、ロン毛さんに聞こえるように「やったじゃん!ヒューヒュー」みたいな……。
気になる人いる?と訊かれて「ロン毛さん」と答えただけです。

もうクラスの中で好きな人を探すのはやめようと思いました。それ以上に好きなら良いんですけど、別れた後とかもめんどくさそうだしね……。

その後も、クラスの別の男子3、4人につきまとわれたりしました。ロン毛さんはしばらくして彼女ができていたので違います、良かったね!!!

①外観的特徴がありすぎて書くと一発で身バレする某人
私の友人が、その人の見た目をファンになり、連絡先を知りたいけど勇気が出ないから付いてきて!というものでした。某人は嬉しそうでした。そりゃそうや、私はともかく友人は可愛い華のJDです。(私もJDでしたが)
付いてったものの、私は連絡先不要ですとは言えず、私も交換する流れになりました。
しばらくして、私が家にいるとその人からメールか電話がありました。(忘れた)

『いま貴女の家の前にいるんだけどよかったら入れてもらえん?』

こわ………………

こわいよーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!

メリーさんかな?

これは、新大学生の諸君に注意していただきたいんだけど、いや私が阿呆なだけなんだけど、一人暮らしの新しい住所がまだ4月で覚えられてなかった一回生の私は、自分のプロフィールに住所を入力してたんですよ。それって連絡先交換したら相手にも送られちゃうんですね……すぐ消しました。住所はメモとかに入力しとこうね……うんうん。

まあでも普通に、全く親しくない相手の家まで来ないじゃないですか。ちょろそうに思われたのかなあ😭
そして、本当に風邪気味で家で安静にしてた私は『え!?風邪ひいて寝こんで熱あるので無理ですね……』と返しました。
向こうは一度『そうかあ』と言いましたが、数分後に『やっぱりせっかく来たからちょっとでも入れてくれん?』と来て、こいつぁヤバい奴だ、それで成功すると思ったのか……。
『いえ、熱しんどいので無理です。もう寝ます』みたいに送ったなあ……そのあとも無視したかな……
2年後、大学のクリスマスDJイベントに女友達と参加してたら、「ゆばさんも来てるの!?!?」って近寄ってきてしばらく隣にいたなあ……クリスマスにこのイベント来るってことは恋人なしやと思われたんやろなあ。(まあそん時はおらんかったが……)
これただの怖い話や。

②背の高い女子が好きな人
これも……なぜか私の席までたびたび来てくれて「いいね……うんうん。いいね……うんうん」を繰り返してくる人やったなあ。呼んでないが……
いろいろあったけどどこかの女の子と幸せになってることを願いますよ。
休日グループで遊ぶことに2回ぐらいなったけど、連絡先交換がしつこすぎて「私、男子と連絡先交換しない主義だから」とクラスの男子の前で謎宣言したな……。それでいいと思ったし、ふつうに話できそうな男子たちとは後々Twitterすら教えたからいいんよ。
ハンバーグが食べられんくて、食べかけを男子たちに渡したこともあるけど、あれは思わせぶりではなくてハンバーグがもったいないと思ったからです……今後気をつけます…………。

③TRPG部への勧誘がしつこかった人
ルールブック借りたりしちゃったけどね……
数々の変な人を拒絶できたのは、確実に友人のおかげだったと今思いました。
友「ゆばがその人たちとつるむなら、私ゆばとつるまないかも……(退」
聞くと酷いですが、彼女の言葉のおかげで私は変な男たちに強く拒絶できたんやと思います。このクラスに彼女がいなければ、大学生なりたて世間知らずの私は、とにかく友達つくらねばと、変な男たちとも連絡をとってめんどくさい人間関係で無駄に悩んでいたことでしょう。

他にもいるけど、悲しくなってきたので書くのをやめましょう。
つまり、誰でもよかったわけではないと書きたかったんです。追いかけてくれる人を好きになるのは難しいな……。男女逆はけっこう聞くのになあ。

まだ夫が出てきてない!!!
前日譚を終わります。

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