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序章 26年勤続していた保育園に行けなくなった私の話 1

退職への道 その1

※アメブロで2014年に書いた「自分史」を加筆・再考し掲載しています。
 

2010年の9月。
26年間保育士を続けていたわたしが突然に仕事に行けなくなりました。
毎日の中で、なんとなく
「私は一生『保育士』でいるんだろうなあ」

と自分の将来を
「まあ、こんなもん」
と、諦めているのか、

将来に希望があるのかないのかも
「自分の人生は自分で舵をとるんだなんてまったく知らなかった」頃。

専門学校を卒業してから26年間勤続していた保育園から
「忽然と」消えた上、

その後はさらに
ほんとになんにもできなくなり、
退職届を出すまでのお話です。

そしてね

これが
のちに起こる「波乱万丈の人生劇場」に
立派なお膳立てをするというね・・・・。

今こうして他人事みたいに書いてますが
2010年後半から起こっていた「れっきとした実話」です。(笑)

2010年の9月。

27年バリバリ続けていた保育士を辞めました。

それも、突然の園からの「逃亡」という形でね

当時46歳だった私は20歳のころから
大阪の私立の保育園でずっと保育士をしていたんです。

小さい子ども、かわいいんですよ。今も大好きです。

若い頃の先輩のいじめにも耐えた(笑)

のしあがるために(どこにって感じですが)

本当に、さまざまな方法で「辞めないで」といわれるように
「頑張っていた」「頑張った」(2回言う)「頑張り続けていた」と思います。

その内容がこれまた「変」で

ひたすら「怒られないように」
けなげにメモられた私の当時の手帳には

「すみませんのあとにありがとうございましたってかならずいう」

「○○って言ったらダメ」(なんでかわからないけど怒られたから)

「10時51分に片付ける」(50分だと早いって言われたから)

↑とか今読みかえすとなんなんだ?(笑)と思われるよくわからない

でも必死さ伝わるメモが書かれている。

よほど怖かったのだろうか?(笑)

確かに、当時の先輩が部屋に入ってくる門の「カチャン」って音だけで怖かった。(笑)

そこでわたしは
「怒られない」ために
そして
「認められる」ために

同期や後輩を悪く言ってでも、
私は「必死」で生きてました。

まさに「生き延びる」って感じね。
(保育でなにかするって話ちゃうやん)

それでもそんな究極の裏の顔を
「隠す」こともうまかったので

後輩をいじめることはなく
結構優しい話のわかる上司だった

はずです♪( ´艸`)

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こんなせんせいだったら安心して預けようってなるよねーきっと


あたしはちょっとそうじゃなかったよな、当時。

それでも。
決して、順風とはいえないけど

「この保育園に私がいなくなるわけがない」というような
妙な「辞めないであろう」という思いがありました。

「わたしは一生保育士・・・やんなあ」って。

なのに!!

なのに、辞めることになったのは
当時本当にいろんないろんなことがいっぱいいっぱい重なってきたのです。

その主な要因はというとですね。

その1

なぜか?気付いたら私のお給料で生活することになっていた
(ローンも光熱費も住居費も保険もぜ~んぶ私が払ってた)

いつも〇ニクロのジャージ2種類しか着てない生活を延々と続けていたけど、それをどうこう思うこともないほど毎日に追われていたんです。

その2

太ってて身体が重かった。

腰痛激化で這って仕事をしているときもありました。
そのときは腰に注射を数本打ってもらって仕事に戻っていました。
1本なんかではぜんぜん効かなかったですね。

その3

息子たちが学校に行かなくなった。

長男は二回目の高校一年生のまま、登校拒否に。
「喫煙→停学→停学中のカラオケ→無期停学→喫煙・・・・」(どんだけ繰り返すねんww)を繰り返した挙句の昼夜逆転で体調を崩したまま。

そして次男は朝からひと悶着する私と長男を見ているうちに
「僕も休みたい」というようになってた。

↓よって

その4

当たり前なんだけど、仕事が手につかない・・・・・汗

仕事にいく時間が遅れ気味になったり(つまりは遅刻)
出勤してからも学校からの連絡を受けることになったり
(つまりは仕事が消化できないまま積み重なっていく状態)

ああ・・・・・

プライバシーの影響をもろにうけて仕事まで破綻する典型的パターンが出来上がってきましたね?

そんなことがどんどんどんどんどんどんどんどんどん積み重なり

ついに

直接的に私が
保育士でなくなる大きなキーマンである担任するクラスの保護者のひとりからの「執拗な毎日のクレーム攻勢に遭う」という流れで退職するための立派なお膳立てが見事に出来上がったのでした。

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