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私の収納との向き合い方遍歴②

こんにちは。
ライフオーガナイザーのフカダユミです。

前回の記事では、私の収納との向き合い方遍歴①として、今の家に引っ越す前までのことを綴りました。

今回は、今の家に引っ越しをして、思いが強すぎるが故に色々と苦しみもがいたことを振り返ってみようと思います。

中古マンションリノベーションのリベンジをするぞ

以前の住居。ここも大好きでしたがだんだんと不安が出てくるように…

今の家は、戸建ての注文住宅です。
その前は中古マンションを購入し、リノベーションをして住んでいました。

なぜ、購入までしたのに面倒くさい売却手続きを踏み、戸建てに踏み切ったのかというと、正直なところ中古マンションのリノベーションでは、とりあえずデザイン重視で、あまり深く考えず間取りを決めたり、収納場所についてもこんなもんで大丈夫っしょ!的な感じになってしまっていた部分が山のようにあり、問題が次々と噴出してきたのです…。(考え甘子ちゃんでした…)

第一子が生まれ、第二子が生まれ、将来部屋どうすんの?収納場所ないやん!状態に。更に階下の方への騒音問題や、冬の底冷え(めっちゃ寒かったんです…)など、あらゆる問題が住み続けることへの不安になっていきました。

それは夫も同じ考えだったようで、家族会議を重ね戸建てへの住み替えを決意したのです。

そうなると当たり前ですが、同じ失敗は絶対にしたくない!という意気込みが強く、間取りや収納計画、動線などにもこだわって、何度も何度もデザイナーさんと相談を重ねました。

そして満を持して新居に引っ越し!です。


思いが強いゆえの空回りの日々

引き渡し直後、家具などが何もない状態の新居。本当にワクワクしていました。

とうとう新居での生活がスタート!
引っ越しを娘の小学校入学の時期に合わせたこともあり、引っ越し・小学校入学準備・新生活用品の洗い出し・保育園や職場の経路変更などなど、慣れるまでの数ヶ月は本当に毎日がくったくたでした。

そんな中でも、こだわり抜いた新居での生活は本当に嬉しくて、あれもしたいこれもしたい、あそこも整えたいここもきれいにしたい、と頭の中は常にぐるぐる。

休みのたびにあれやこれやと手を、体を動かして、理想の家になるべくせっせと家の中で働いていました。

でも、頑張ってるのは私だけ。
家族との温度差がすごくあったんです。

子どものおもちゃ収納にしても、私1人で決めて「こうしたからここにこうやって片付けてね」と事後報告で子どもに伝える。

リビングは常にきれいにしておきたいから、ちょっとでもものが出ていると、「なんで片付けてくれないの?ちゃんと戻して!」と怖い顔で注意してしまう。

そんなことを繰り返しているうちに、だんだんと家にいることが疲れてきてしまい、精神的にも不安定な時期を過ごすことになってしまいます。


ライフオーガナイズとの出会い

そんな状態で毎日を過ごしている時、以前からなんとなーく気になっていたライフオーガナイズのことがふと頭をよぎります。

今の私に足りない何かを探しに、何かヒントが掴めるんじゃないか、という思いで2級講座を受講しました。

ライフオーガナイズの基本理念として、
【This is my way.What is your way?The way does not exist】を掲げているのですが、日本語の意味として

これは私のやり方(方法・道)です。
あなたのやり方(方法・道)は?

この理念を聞いた時に、
あぁそうか、私は今まで【私のやり方】だけで進めてきて、【あなたのやり方は?】という家族への問いかけができていなかったんだ。と気づくことができました。

たった1つの正しい方法なんてなくて、ひとそれぞれに合うやり方がある。本当に当たり前のことなのに、私はその視点がすっぽりと抜け落ちていました。

私がこうしたいからこうしてね!
このやり方以外は許しません!

という独裁政治を家庭で行なっていたのです。

それからは1つ収納を変えるにしても、どう思う?と必ず相談するようになりました。

まだまだ、片付けてー!となることはもちのろん(笑)ありますが、格段に肩の力が抜け、みんなそれぞれちがうもんな〜^^と受け流せる余裕も生まれてきました。

ひとりひとり、家族ごと、本当にそれぞれ違い、同じ暮らしはありません。そこを理解し認めながら、自分らしく、家族とともに、今とこれからの暮らしを大切にしていきたいと思えるようになった。

これが、今現在の私の素直な気持ちです。

これからも、それぞれの違いを受け入れながら暮らしを楽しんでいきたいと思います。

長々とお付き合いくださり、ありがとうございました!



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