僕は象牙の塔にいる ~このノートについて~
20歳になって初めてポケモンを始めた。面白い。
右も左も分からないが、幸いにも友達には既プレイ者が多いので色々と質問をする。
僕「ホワイトキュレムって、どうやって入手するの?」
友「キュレムとレシラムを持ってる状態で“いでんしのくさび”を使うと合体して手に入るよ」
僕「な~るほど…
いわゆるジョグレス進化か!」
ジョグレス進化とは、デジモンに登場する言葉で2つ以上のデジモンが合体→より強力な個体になる事である。
そう、僕はデジモン派だった。
皆んなが夕方のベストウィッシュを楽しみにしている中、僕は眠気まなこを擦りながらバァカ朝早くにシャウタモンたちの活躍を見ていたのである。
今でこそモンハンを2G~RISEまで一通りプレイしているが、小学生の時は1人怪獣バスターズを遊んでいた。よく知らない“リオなんたら”や“ラギアほにゃらら“よりも、大好きなウルトラ怪獣を狩る方がワクワクしたのだ。
どうも僕はいつも周りの主流とは違うものにハマっていた。
時にはそういう状況に優越感を感じて、高校生の時は海外ミステリーやSFを読んで悦に浸っていた。
時には孤独を感じて、仲間内で盛り上がっている漫画に手を出してはハマっているフリをした。
そんなこんなで20歳になり、「自分の好きな物が好き!」とある程度自分の中で芯のような物が確立して来た気がする。
するとどうなるか、自分1人で好きな物に触れる方が心地よくなり、部屋に篭り、周りと価値観がズレていく。
重症である。
あっ、心配しないで欲しいのだが僕はある程度の社交性は身につけている!誰かと話す時にあ行しか出て来ないなんて事は無い。
ただ人と話すのが面倒なだけである。
主な理由は
① 他人の話にそこまで興味がない。
② 相手も僕の興味関心事に興味がない。
つまり僕が引きこもることは最大多数の最大幸福の実現なのだ。ベンサムやミルがハグして褒めてくれる。
しかしゲーム業界を目指す者の端くれとして、やはり人脈作りや協調性は大事である。そろそろ”象牙の塔“から脱出すべき時が来ている。
そう、僕の部屋は”象牙の塔”である。
この聞きなれない言葉の意味は、”自ら望んで俗世間から離れ、主に精神的で難解な探究を行う場所の隠喩“である。
ぶっちゃけると「引きこもりオタクの僕に最適化された部屋」をカッコよく言い換えただけだ。
オシャレ引用や意識高い言葉に憧れちゃうの。
ゲームや本で満たされている、この快適な4畳半から出るのは寂しい。だが今年は人脈を広げる事を目標にしたい。
外の世界に出て、自分の世界に籠るだけでなく、色々な人に会うのだ。
誰かと触れる以上、自分の話ばかりしていられない。相手の、正直まったく興味ない話に耳を傾けなける必要も出てくるだろう。
その分、自分の好きな事を語りたい。
だから「時々で良いから、僕の象牙の塔に戻りたいな」と思いこのノートを始めた。
不特定多数に向けて書くのなら「自分の話、面白いかな…退屈じゃないかな…」という不安を抱える事なく自由に発言できる。
主にゲーム、他に小説や映画について語るつもりだ。読んでも役に立たず、太宰のような名文も生まれて来ないが、大学生のコピペレポートよりは個性を出していくつもりなので、良かったら読んでね♡
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