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ラストマイルを見て思った事(※ネタバレ注意)

エンドロールに「心の悩みは、専門家に相談しましょう」
とメッセージをつけた映画は初めて見た。

結局、爆発事件が収束しても大元の問題は何にも解決していなかった。

エレナも、孔も、五十嵐も、みんな組織の理念に洗脳されていた。
特に、何もかもがキャパオーバーしていくとこまでいった
八木の表情は鬱そのものだった。

最後のシーン、孔はロッカーの前で何を考えたのか。
五十嵐はあの場所で何を思ったのか。私の中ではそこが一番引っかかった。

「死んでしまった人は可哀想だけど、
毎日、世界中で誰かしらの人間が死んでる。」
そんなことをさらっと言ったエレナ。
あれは「すべてはお客様のために」の呪いが生み出した言葉だと思う。

私はドラマMIU404が大好きでこの映画は絶対見に行こうと決めていたけど、今日は見るタイミングじゃなかったようにも思える。
たぶん私のコンディションが悪くて、かなり鬱っぽくなってしまった。
「現実社会もこんな状態の人間は数え切れないほどいる。そんな理不尽を強いられている人がもう苦しまなくていい未来を作らないといけない…」
などとは全く思えなかった。今の自分は心に余裕がない。

でもこの映画の結末に少しでも希望を持つ部分があるとするなら、
「今ある現状は 今のみ 変えられる。」ということかな。


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