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YU-TOの頭の中 我が愛するサウナ施設 BEST 10 後編

どうも皆さん、YU-TOです。

昨日投稿した"我が愛するサウナ施設 前編"、お楽しみ頂けただろうか?。

サウナ好きなら誰もが知っている有名施設から玄人向けのマニアックな施設まで多彩な施設がランクインした前編であったが、後編ではその幅を更に広げた第5位〜第1位までをお送りする。

サウナマニアの方は「ほうほう、そう来ましたか」という斜に構えた上から目線で(笑)、サウナ初心者の方は「こんな施設があったのか!」という新鮮な目線で記事を楽しんで頂けたら幸いです。

それでは、本日も行って参りましょう!。

第5位 神戸サウナ

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サウナーを自称するならば、必ず訪れた方が良い施設。

自分は1度しか訪れたことはないのだが、その時受けた衝撃は未だに忘れられない。

とにかく異世界。

1歩浴室に入ると、「ここは楽園か?」と思ってしまうほどの非日常的な空間が目の前に広がる。

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人も店も密集している賑やかで栄えた神戸市内のど真ん中にあるとは到底思えないこの開放的な浴室には、サウナに入る前から大興奮させられてしまう。

メインのサウナ室では"15分に1回"という、やり過ぎにも思えるくらいの頻度でアウフグースイベントが開催されているが、そんなに熱くもなく、湿度もあまり高くない、ゆっくりと入れるような温度感。

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露天スペースにある"フィンランドサウナ"は、正に名前の通りな本場フィンランドのサウナの構造を模倣したような作りのサウナで、雰囲気が抜群に良い。

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ただ、ここのサウナに関してはセルフロウリュが出来るのにも関わらず空気の乾燥が酷くて、汗が非常にかきにくい。

テレビ無しの静寂な空間で入れるのは良いし、窓から見える露天スペースの景色も抜群なだけにこれは残念。

水風呂は浴室内と露天の両方にあり、浴室内は14℃、露天は17℃くらいの温度に設定されていて、季節によって温度設定が変わるらしい。

サウナがもっとガツンとくる温度感に設定されていれば、この温度の水風呂はさぞ気持ち良かっただろうなと、残念でならない。

だから、神戸サウナの"サウナ室"が良いのかいうと、実はそうではないのだ。正直、ここより良いサウナ室はごまんとある。

しかし、この「こんな場所が日本にあるなんて、、」と思ってしまうような高級感溢れる空間と、至る所に設置された給水スポットや広いながらも導線が分かりやすい浴室の作り込み方などは、「素晴らしい」の一言に尽きる。

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特にこの露天スペースは、もういるだけで「セレブにでもなったのだろうか?」と勘違いさせられるくらい(笑)、"海外リゾート感"に溢れていて、「こんな都会に、よくこんな場所を作ったものだ、、」と感心させられっぱなし。

第10位〜第6位までは割と現実感のある、日本らしい庶民的な雰囲気のサウナが多かったが、この神戸サウナは真逆。

日常からかけ離れた空間で、異国にトリップしたような錯覚を味わえるこの感覚は、サウナに入らずとも1度は体験する価値があると思う。

こんな体験を2500円程度で味わえるのだから、日本もまだまだ捨てたもんじゃない。

第4位 赤羽コスモプラザ

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分かっている、言いたいことは。

「何でこんな場末サウナの代表格とも言えるコスモプラザが、神戸サウナよりランク上位なんだ!」と、そう言いたいのだろう。

確かにおかしな話だ。

神戸サウナは"日本のベストサウナ"に必ずと言って良いほど名が上がる名店であるが、コスモプラザの名前がそこに上がることはまず無い。

当たり前だが、施設全体のスペックで比べてしまうと、コスモプラザは神戸サウナよりも遥かに劣る。

だが、"サウナ自体を楽しむ"という観点から見れば、コスモプラザは神戸サウナを遥かに凌駕するクオリティだ。

まず、コスモプラザのサウナ室の狭い室内を生かしきった、入った瞬間に「これはきた!」と心の中でガッツポーズを上げてしまう熱気は都内最強クラス。

サウナストーブが座席下後方に設置されているからか、背中まできっちりと暖まることが出来て、身体全体が暖まり切らないうちに頭だけが熱せられてギブアップする、"不完全燃焼状態"に陥ることが無い。

サウナの真隣に設置された水風呂は狭いながらも深く、温度は15℃くらい。

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サウナで暖まりきった身体全体を瞬時に冷却してくれるこの水風呂の快感たるや、毎回脳天を突き抜けるような感覚に襲われる。

浴室内はこれ以上ないくらいに狭いが、それがかえって余計な事を考えさせず、純粋にサウナと水風呂だけを楽しむことに集中させてくれるのが良い。

また、去年辺りから新たに外気浴スペースが新設され、浴室内に椅子が無く、休憩に難ありだったコスモプラザの問題が完璧に解決された。

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この無骨なデッドスペースに無理矢理イスを置いただけの、"あるもので何とかしました感"が如何にもコスモプラザっぽくて愛おしい(笑)。

夏場にはここで蚊取り線香が焚かれているのだが、その香りを楽しみながらの外気浴は風情があり、ノスタルジックな気持ちにもさせられた。

赤羽ということもあって、周辺には安くて旨い飲み屋が沢山。

「今日はこの後どこで飲もうかな」と考えながら入るコスモプラザのサウナは、いつだってワクワクさせれて、「こういう場所が持てて幸せだな」としみじみさせられる。

"コスモプラザを楽しめないサウナーはポーザー"という極端な自論を持ってしまう程、自分はここのサウナを愛してやまない。

第3位 新宿区役所前カプセルホテル

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ここ数年で目覚しいほどの成長を遂げているサウナが、この新宿区役所前カプセルホテルのサウナだ。

サウナにハマって間もない頃に1度ここを訪れたことがあるのだが、ヌルいサウナ室にヌルい水風呂しかない最悪な組み合わせで、、、。

「2度と来るか!」と心に誓った劣悪店の代表格的存在だったのだが、数年前から段々とここがサウナに力を入れ始めているという投稿をSNSで目にするようになった。

そして、何やら"セルフロウリュを導入した"との話を目にし、「あの中途半端なガスストーブサウナの新宿区役所がセルフロウリュだと?」と俄然興味が湧き、早速新宿に行ったついでに寄ってみることに。

そしたら、これがなかなか、、、本当に良くなっていた。

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ストーブ前に無理矢理サウナストーンを置いただけなので、そこまでストーンが熱せられていないのでロウリュがあまり上手くいかず、湿度はそこまで高くはなっていないものの、それでも以前に比べたら大分マトモな温度感になっている。

更にアロマの香りもプラスされ、元々雰囲気だけは良かったログハウス風のサウナ室の照明も暗めに落とされていて、落ち着いて入れる上質なサウナ室に変貌したと思う。

水風呂の温度はそこまで低くはないが、このくらいのサウナ室の温度においては寧ろバランスが良い。

浴室内にもイスが増設されていて、休憩も申し分なく、窓から見えるゴールデン街と花園神社が、また良い味を出している。

そんなサウナー向けの施設に変貌している新宿区役所前カプセルホテルだが、今年クラウドファンディングに成功し、ついにサウナストーブを本格的なロウリュが出来るタイプのものに切り替えた。

"アマチュア熱波師の聖地を作る!"というテーマを掲げていて、"素人でもアウフグースが出来る場所を作る"という取り組みを行っているらしいが、こういう常に斬新な試みに挑戦しようとする姿勢は尊敬に値する。

サウナブームに乗っかった動きであることは間違い無いのだが、あのサウナを蔑ろにしかしていなかった劣悪店の新宿区役所前カプセルホテルがここまで変わったという事実は、恐らくこのサウナブームが自分にもたらした最大の恩恵かもしれない。

新宿って、割とよく行く場所であるにも関わらず、良いと思えるサウナ施設が今までなかった。

テルマー湯は入浴料が高くて「ちょっと入っていくか」みたいな利用の仕方がしにくいし、AKスパは悪くは無いけどイカつ過ぎる上に(笑)、駅から少し離れている。

だけどここは駅からも近く、入浴料金もTwitterをフォローしていれば90分1000円で入れて良心的。

新宿での用事の前後にササっと入っていくのに最適なサウナで、新宿にこういう場所を持てたことは素直に嬉しい。

これからも変わらずにサウナーが喜ぶ施設作りを追求していって欲しいものだ。

第2位 スパリゾートプレジデント

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「2度と来るか、こんな所」

この上野御徒町にある"プレジデント"も、初めて行った時にそう強く思った施設だった。

サウナ室も水風呂も全て中途半端で、何も特筆するところの無いダメ施設。

おまけに清掃用具が浴室内にむき出しに置かれていて、「何だよここ、、」という印象しかなかったプレジデントだが、今や泊まりがけで行くくらいに愛する施設となっている。

世の中が本格的なサウナブームになる直前くらいに、プレジデントが水風呂の温度を15℃に下げて、様々な優良サウナ施設の模倣をしてパワーアップしているとの噂を耳にした。

サウナに至っては極めてミーハーな自分は「こりゃあチェックしておかないとだな、、」と、数年前、久しぶりにプレジデントの門を叩いてみたのだが、本当に進化の度合いが半端ではなく、、。

水風呂が冷たくなっていることに加えて、タオルが使い放題になっていたり、サウナ室の温度が上がっていたりと、様々な面がアップデートされていたのだが、何よりもびっくりしたのがスチームサウナ。

静岡の某し○じから成分をパクったという(笑)多数の種類で調合された薬草の入った大きな袋が室内につるされており、この薬草の香りと成分が蒸気の中に混じっているのだが、これがめちゃくちゃ良い。

アブサンやイエーガーマイスターといった薬草系のリキュールが大好きな自分にとって、この鼻に引っかかるような匂いは堪らなくツボ。

飲んだことは無いが、この薬草と同じ成分のお茶も食堂で飲めるらしい。

しっかりと熱いストロングタイプのスチームサウナで、天井から垂れてくる水滴のびっくりするくらいの熱さもなかなかスリリングだ(笑)。

こんな質の良いスチームサウナには、滅多にお目にかかれるものじゃない。

スチームサウナって、もはや存在理由が分からないほどに温度がヌルくて、しかも湿気にやられてカビ臭くなっている場所が殆どだから、こういうスチームサウナは本当に貴重なのだ。

ドライサウナ室は広々としているが、割とどこに座っても均等に熱がいく設計で快適。

夜にはテレビが消されて照明も落とされ、落ち着いた雰囲気でサウナを楽しめることが出来るイベントも開催。

またこのプレジデント、一応今だけのキャンペーンなのだが、宿泊料金がカプセル、個室ネットブース共に1泊2000円という破格過ぎるお値段になっている。

一時期は食堂で、クラフトビールも含めた全アルコールが90分飲み放題で1000円という狂気すら感じさせるキャンペーンも展開していて、つい飲み過ぎてしまい、サウナどころでは無いくらいにベロベロになってしまったこともあった(笑)。

このプレジデントの色々な施設をパクっている事を堂々とカミングアウトしてしまうところだとか、「こんなんでやってけるの?」と心配してしまう程の値下げキャンペーンを実施してしまう不器用さが、とても愛おしい。

サウナー向けに進化していながらも、不思議とブームに媚びている感じはせず、基本姿勢は非オシャレな日本の昔ながらのサウナな雰囲気が漂っていて、とても落ち着く良施設。

最近ここに行く時は、大体の場合は宿泊予約を入れてしまう。

チェックインして、ひとしきりサウナを楽しんだ後に施設内の食堂で1杯。

大体において頼むのは"黒ホッピーセット"と"プレジ元気盛り定食"。

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おかず類をつまみに酒を飲み、最後にお新香類でご飯をかきこむ。

そこから外出し、夜の上野を楽しんだ後、帰ってきてもう1度サウナに入って気持ちよく就寝。

朝にサクッとサウナに入ってチェックアウトし、フロント前で頂ける無料のコーヒーを飲みながら、静かな朝の上野を歩く。

これが、自分流のプレジデントの楽しみ方。

控えめに言って最高です。

第1位 錦糸町 スパ&カプセル ニューウイング

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サウナーならばここの名前を知らない人はいないだろう。

行く度に、「ああ、やっぱり最高だなー」と思わせてくれるというか、本当に悪い所が見つからないくらいに完璧なサウナ施設。

まず、何と言ってもサウナ室が素晴らしい。

ヒノキの香りが漂う、ストーブが椅子下に収納されたニューウイングのボナサームサウナは、湿度が存分にあり、正に"蒸される"感覚がある重たい空気があるサウナなのだが、熱の質感はあくまでも優しい。

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水風呂は15℃と冷たい上に、"ミニプール"と名称が付けられるくらいに広い。

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堂々と潜れて、しかも足を伸ばせる水風呂は貴重だ。

その隣にある18℃の水風呂にはミスト噴射スイッチが付いており、押すと上から霧雨が降り注ぐという仕掛けが付いていて、これが中々良かった。

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水に入りながら水を浴びるというのは何だか不思議な体験で、全身を包み込むような冷たいミストが身体を優しくクールダウンさせてくれる。

ニューウイングの浴室には、このような遊び心のある仕掛けが沢山用意されていて、ついついニヤリとしてしまうような掲示物も面白い。

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そして、ニューウイングには絶対に宿泊で行くことをお勧めする。

この施設には、寝転がりながら漫画が読める部屋があったり、昔懐かしいファミコンが出来るスペースがあったりと、サウナ以外でも遊べるスペースが充実していて、本当に一晩中楽しめる。

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普段は漫画もゲームもやらない自分でも、ここに来たら必ず漫画を読んでしまうし、昔懐かしいゲームをプレイしてしまう。

ニューウイングはいつ何時行っても、何だか童心に帰ったような気持ちになれて、思う存分堕落してグダグダするのに最も適したサウナであるかもしれない(笑)。

食堂も広い上にメニューが充実しているので、宿泊した際は出掛けずとも十分に満足出来る食事とお酒が楽しめる。

施設内はとても綺麗だけれど、決して非日常的な感覚にはならずに、堂々とだらけることの出来るカジュアルさに溢れており、古びたオヤジサウナの庶民感と、洗練されたサウナ施設が持つ清潔感の両方を兼ね備えたような理想的施設で、本当に文句のつけようがない。

ちなみに去年の大晦日はここに宿泊し、漫画ルームでうたた寝をしていたら、いつの間にか年が明けていた(笑)。

今年の年末も、ここに宿泊して年を明かそうと思っている。

今年こそは、サウナ室内で年越しを迎えたいものだ(笑)。

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