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【アメリカ】人種間の所得格差について

黒人暴行死の事件により、現在アメリカでは差別撲滅の運動が各地で起きている。


・なぜ格差があるのか「アメリカの歴史」

1600年代前半、アメリカがまだイギリスの植民地であった時に、たくさんの黒人がアフリカ→アメリカへと移住した。

1700年代後半、イギリス人はアメリカ内で土地の開拓や植物の栽培のために沢山の人手が必要になり、先住民であるネイティブアメリカン(白人)を奴隷として使おうとしていた。

しかしネイティブアメリカンは、住居を奪われることや迫害を受けることに抵抗しており、奴隷になることはなかった

この時、奴隷商人たちは、黒人の奴隷を「商品」として扱い、売買を始めた。

この時点で今の倫理観や道徳からは考えられないのだが、当時”黒人奴隷”は人間であることを認められていなかった。

1776年、アメリカが独立したが、
1861-1865年南北戦争が終わるまで、約90年間、奴隷や憲法により認められていた。

1800年代中旬から始まった産業革命では、奴隷400万人が低賃金で労働していた。(南北戦争が終わった時に解放された奴隷が400万人だったのでほぼみんな。)

これまでの歴史は、現代まで根深く残っており、暴力や差別は続いており、
それによって様々な面での格差が未だ残っている。

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経済格差

1.所得格差
白人世帯の世帯年収(中央値)は黒人の1.7倍。
黒人の貧困率は白人の2.5倍以上だ。
差別による就職率などに差があることは簡単に予想できる。

2.保険格差
在宅勤務ができないような肉体労働系の仕事に就いていたり、
無保険のため病院に行くことができない人が多いことが要因である。

黒人にコロナウイルス感染者が圧倒的に多いのも、①②の影響であると予想されている。

その他差別

・逮捕率

大麻の使用率は
白人12%
黒人14%

だが、逮捕率は
白人192人
黒人716人

と、3.7倍もの差がある。


個人的に

ネットやSNSの普及により、黒人差別の実態が世界に広がっている。
今まであまり関心が高くなかった日本人がこんなにも講義しているのがその証拠だ。

大統領であるトランプ氏ですら人種差別的な発言が多く、この問題は根深い。

現実的に、いままでそういう教育を受けてきた人間全員が生きているうちに思考を変えるのは難しいかもしれないが、世界中での活発な議論や子供たちへの教育のあり方で、これからの未来は変えていける。

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