#79. 自責思考で良かった
自責思考とは
先日、夫婦の会話で「自責思考をして良かった」と思う出来事がありました。
雨の日に出かけようとしたとき、私がいつも使っている折り畳み傘を持って行こうと思ったところ、どこに置いたのか、見つかりませんでした。
いろいろ探しても見つからなかったので、どこかに置き忘れたと思って忘れた場所を思いめぐらせました。
前日に立ち寄ったお店かな??
あー荷物をロッカーに預けてたから、そこに忘れたかなー?
妻に話すと、今すぐお店に連絡したほうがいいと言われました。
お店はすぐに警察署に届け出るから、連絡が遅くなると戻ってくるのも遅くなるよ、と。
妻も過去にそんな経験があったそうです。
さて、電話番号は・・・?
電話を掛ける・・・
「あの、昨日そちらに伺ったのですが、折り畳み傘をロッカーに置き忘れてないでしょうか」
「ロッカーの番号は□□で、特徴は・・・」
電話口の店員さんはとても丁寧な受け答えで、預かってるかどうかをすぐに確認すると言ってくれました。
(保留)
(結構長い・・・)
保留中に、ふと鞄の中を見たら、、あったんです。
折り畳み傘が。
さっきまで探しても見つからなかったのに、こんな時に限ってすぐに見つかる折り畳み傘。
あー、やってしまった。
保留の時間が長く、きっと店員さんがロッカーをはじめ、色々な場所で折り畳み傘の捜索と拾得がないか確認してくれているのだろう。
(保留、結構長い・・・)
店員さん「大変お待たせいたしました」
私「あ、ほんとに申し訳ありません。今、見つかりました」
店員さん「そうなんですね!それは良かったです!」
最後まで丁寧に対応して頂きました。
本当にありがとうございます。
ちょっとの時間とはいえ、調べてくれた店員さんの貴重な時間を奪ってしまう結果になって、悪いことをしてしまいました。
話はこれで終わりません。
上記の流れを妻に伝えると、「私が今すぐ電話するように言ったから、いけなかったね」と言われました。
「ううん、僕がちゃんと探さずに電話したから、よく探せばよかったよ」
こんな会話が生まれ、笑い話で終わりました。
妻も、私も「自責思考」だったから、笑い話になりましたが、これが「他責思考」だったら・・・
妻「お店に電話する前にちゃんと鞄の中を確認しなよ」
私「いや、今すぐ電話しなさいって言ったの、あなたでしょ」
という不毛な言い争いが起きていたはずです。
その不毛な言い争いは、お互いの気分を悪くして、イライラさせて、負のパワーを巻き起こしていたでしょう。
妻にも、最大限の感謝です。
他責思考は、「相手が〇〇をやって(考えて)当然」という考え方です。
この世界には、当たり前のことなんてないし、当たり前のように思うことも実は当たり前じゃないこともたくさんあります。
相手は変えることもできないし、コントロールすることもできない。
そんな、原理原則に抗おうとしたとき、人は不幸感を感じるのだと思います。
自責思考は、自分の心の持ちようです。
これは、自分でコントロールできます。
自責思考で、よかった。
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