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永遠に続く悪循環思考とは?
ユーシロです。
まずはこの3つの言葉を頭に入れて話を読んでください。
「囚われない、侮らない、恨まない」
人は誰しもが失敗しますが、失敗する要因をたどっていくと、ほぼこの3つのいずれかにたどり着くのではないでしょうか。事例を見てみることにしましょう。
ある会社の主任のお話です。その人は会社に勤めて数年経っており、自分の仕事に自信を持つようになっていました。ところがある時、自分では「昇進間違いなし」(囚われる)と思っていた課長に選ばれず、他の人が選出されました。
その人は腹を立て、「上司は自分の実力を理解していない」(恨む)と思った挙句、選出された人は自分より優れているとは思えません(侮る)。その人は、「結局、良い仕事を手に入れられるのはコネのあるヤツだけだ」と思うようになります。最終的には転職まで検討するようになりますが、今の職場よりも良い条件のところは見つかりませんでした。
悩んだ挙句、その人は「選ばれなかったのは自分に原因がある」ことを認めざるをえなくなりました。そこで、勇気を出して上司に相談し、2人で改善すべき点を確認し合いました。その人が、上司と取り決めたことを実行に移したところ、念願の課長に昇進することができた、ということです。
私たちは、大なり小なり、自分の思うように行かなかった時に、この3つの概念が思わず頭をよぎります。ここでは、よぎること自体を否定するのではなく、「あ、来たな」と一旦受け止めましょう。
この3つの戒めを守ることは、成功に不可欠なだけでなく、成功を持続させるためにも必要です。むしろ一度成功した人のほうが、成功体験がある分だけ固執するようになり、そこから抜け出すことが難しくなります。
例えば、平社員の人が仕事で頑張った結果、チーフに昇格したとしましょう。平社員とチーフとでは評価されるポイントは明らかに異なりますが、それを気にしない多くの新米チーフは、平社員の時と同じスタンスで仕事をし続けます。理由はただ一つ、今までそれで評価されてきたからです。
チーフの仕事が上手く行かなければ行かないほど、これまで評価された仕事のやり方を手放せません。そして、評価されるのはチーフとしての若手社員のマネジメント能力であるため、評価が下がってしまいます。
冒頭の「囚われない、侮らない、恨まない」という戒めですが、その発端は自分自身です。
3つの戒めを確認するタイミングとは、
(1)新たな行動を起こす前
(2)行動しながら、「3つの戒めをクリアできているか?」をチェック
の2つです。
行動する前に、少しでも「この3つがクリアできそうもない」と思った時は、少しの間、その行動自体を見合わせたほうがいいかもしれません。それくらい、この3つの戒めは大切な教えです。
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