見出し画像

絵が上手くならないための100日チャレンジ

絵、描いてますか?
たくさん描いてますか?
スムーズに完成させられますか?

私はさせられません。
絵を描きかけては消し、消しては描き直し、途中で調べ物したり脱線したりしながら描いています。
1枚完成させるのに1ヶ月以上。まぁ趣味でやってることなので別に何ヶ月かけようが構わないんですけど、気持ちが保ちません。だいたいいつも1枚描くだけで精根尽き果ててその後1年くらい何も描かないモードに入ります。
似たような描き方をしてる人、もしかすると結構いるんじゃないでしょうか。

納得いくまで何度でも描き直しているので、描き上がった物はそりゃ悪くない出来映えです。自分の限界値まで出し切ったなって感じがします。
でもそれじゃ長続きしないんですよね。次の絵を描くのがどうしても億劫になる。
「絵を描くのは大変なこと」
「描くなら上手に描かなきゃいけない」
「以前と変わり映えのしないものは見せられない」
こんな筆を遠のかせるような事ばかり考えてしまうのは、1枚の絵に労力をかけすぎているせいです。自分の中でハードルがどんどん上がっているのです。

絵を難しく考えすぎているなっていうのは以前から自覚がありました。
珠玉の作品を遺して30代で自殺する昔の文豪みたいなやり方、一般人がやるにはあまりにも悲しいですよね。
趣味でやってるんだから気楽にやりたい。本当はたくさん描いてたくさん見てもらいたい。思い付きのしょーもないネタだって形にしたいし、流行りのコンテンツにも乗っかってみんなで盛り上がりたい。

しかし上手なものを描きたいという欲求に抗うのはなかなか大変なことで、気楽に描くという挑戦すら長続きしませんでした。やっぱり試行錯誤して上手くいくと楽しいですし、納得いかないものを上げるのは恥ずかしいですから。
気持ちのそういう凝り固まりをほぐすには、ヘタクソでも下書きでも半強制的に描き続けるしかなさそう。そう気付いた私はいわゆる100日チャレンジというのをやってみることにしました。これがSDGs、持続可能性ってやつです。
今日でちょうど1週間が経ちましたが、なかなか激動の1週間だったのでnoteを書いとくことにしました。

○ルール
・毎日描く
・時間は長くても60分まで
・タイムアップもしくは途中で嫌になったらそこで完成
・出来映えが不満でも必ず人に見せる
・ルールを破っても気にしない
ルールも最初はあんま決めてませんでしたが、やってるうちに固まって来ました。勢いで始めちゃって正解だったと思います。

○絵をアップするのに4日かかった
今までは時間を湯水のごとく使って描き直しまくっていたので、60分一発勝負では全然納得いく出来にはなりませんでした。こんなに「描いた絵を見せたくない」と思ったのは高校生のとき以来でした。

初日はとりあえず身内だけのdiscordに貼って様子を見ました。みんな褒めてくれました。

2日目もとりあえずdiscordに貼りました。それもまた褒めてもらえて十分満足だったのですが、せっかくだからTwitterにも貼ってみたら?と言われました。
こんなもん見せたら失礼じゃないか?と自分では思ったのですが、もらった方はそんなこと思わないよ、普通に嬉しいもんだよと教えてもらいました。
心理的にものすごい抵抗がありましたが頑張ってアップしました。でも恥ずかしいのでタグとかはつけずに、なるべく人目に触れないようにしました。

3日目に事件が起きました。
この日は(というかこれまでも)Vtuberのファンアートを描いていたのですが、本人に捕捉されてめちゃくちゃ褒めてもらえたのです。そして、ファンアートタグついてないからRTは控えますとも言われました。
「やっぱ喜んでもらえるもんなんだ!」ということと
「やっぱこっちがコソコソしてると相手も遠慮しちゃうんだ!」ということに気付きました。
冷静に考えればどっちも当たり前の話で、他人が同じ立場だったら「そりゃそうなんだはwww」と言いたくなるんですけど、自分の話になると分からなくなってしまう。いや正確には分かっているけれどもそれを信じて行動するには勇気が必要で、つい分からない振りをしてしまうのかも知れません。

4日目からは堂々とファンアートタグをつけて投稿しています。まだまだ心理的な抵抗は消えませんが、周囲の人に歓迎されていると思うと勇気も湧いてくるってものです。

○みんなめちゃくちゃ褒めてくれる
私の周りの人はだいたい優しいし、そうでない人も頑張ったことを茶化すようなことはさすがにしないので、描いてみればまぁ多少は褒めてもらえるだろうなとは思っていました。
思ってはいましたけど、いざ実際に褒めてもらうとめちゃくちゃ嬉しいです。自分では全然ダメと思った絵も普通にいいねしてくれる人がいます。
月並みな言葉ですけど、まずやってみるっていうのが大事なんだなと身に沁みました。

○ダメじゃないと自分に言い聞かせる
この100日チャレンジの目的は絵に対する心理的なハードルを下げること。ダメだダメだと思いながら無理矢理投稿するのは本来なら良くないのです。
良くないとは言っても現状そこからやっていくしかないのですが、いつかはそのダメだダメだという内なる批判の声(セルフ1とか、自動思考と呼びます)を黙らせなくてはいけません。
そういう自動思考はキチンと紙に書き出して、それに対する反論も紙に書くのが有効、と最近読んだまじめな本に載ってました。まぁメンドくさいんで書くまではやってないんですけど、ダメだダメだと思いながら限界まで我慢してしまうことのないように気を付けてます。
セルフ1、ぶちのめしていきましょう。

○幻の0日目×7
実はこのチャレンジを始める前に、描こう描こうと思って始められなかった期間が1週間くらいあります。
最初は風景画の練習のために写真の模写かなんかをしようと思ってたんですよね。でも風景画なんかほとんど描いたことないし(一応ハウツー的なもんはたくさん読みましたが)、資料も探さなきゃいけないし、60分でどこまで描けるもんなのか全然予想もつかないし…とかモゴモゴ言ってる間に1週間経ってました。恐ろしいですね。
そんな事があって冒頭の心理的なハードルの話につながっていくわけですが、今は完全に手癖で描いてます。手癖で描くと可愛くないとか絵柄が古臭くなりがちとか新しい発見がないとか色々問題があるんで普段は避けてるんですけど、それでいいって所からしか物事は始められない。
描くこと自体ほとんどやってないんですから、最初は難しくて当たり前。描いただけで100点満点という気持ちでいいのです。

○マッハ人生(まとめ)
100日のうち7日までクリアしたわけですが、今のところなかなか順調です。もう7割くらい出来たんじゃないかなという気持ちでいます。百里を行く者は九十を以て半ばとせよとかいうありがたいお言葉がありますが正直しゃらくせえです。

先ほども言った通り、この100日チャレンジの目標は絵に対する心理的なハードルを下げることです。
なので100日描いても1ミリも上手くなってない、これ初日から描けたんじゃねえのか、となっているのが理想です。

「それでもいいんだ」と心から思えるようになっていたいです。
人生はスノーボール、ここからどんどん加速していくのです。

○arigato for the world
最後にスペシャルサンクス的なやつを貼っときます。

毎日noteを更新している超人その1とその2です。前々から彼らのようになりたいと思っていたのですが、最近その超人ノウハウを惜しみなく公開してくれたので私も実践に踏み切ってみた次第です。

記事中にも出て来たVtuberさんで、LOLを中心にtwitchで配信しています。
民度がどうこう言われがちなゲームですが、界隈で最も平和な配信なのでLOL知ってる人にも知らない人にもオススメです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?