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ウクライナで家探し

ハリコフに到着。まずはホテル暮らし!

2019年8月下旬の話。

ウクライナにやってきました。

大きなキャリーと小さなキャリー、そしてリュックサックを背負ってハリコフに到着。

家などありませんから日本でホテルを1週間分予約しておいてまずはホテル暮らしからスタート。

もちろん日本でも良い物件がないか探していましたよ!

でもね、やっぱり難しいのが距離感。

地図見てもどこだかわかんない。

駅近って書いてあってもその駅がそもそも行こうとしている大学から近いか遠いのかすらわかんない。

そんな状態からのスタート。

そんな厳しい状況でもまだまだ元気でした!

「これからここに住むぞ」という意気込みがあったから。

実際は思った以上にハードでした…。

色々なサイトを利用しました。

英語のサイトやロシア語のサイト。

ロシア語なんてさっぱりわからないから、Google翻訳駆使して、日本語からロシア語とかに変換して、それを検索ワードに入れる。

そして、出てきたページをとりあえず上からクリックしてまたその中でGoogle翻訳に頼る。

その連続。

基本的にパッと出てくるのはアパート…ではなく、アパートメントホテル。

数週間滞在用のアパートなんですよね。

1日500グリブナとか。

あっグリブナってウクライナの通貨です。

ちなみにロシア語の発音は「グリブニャ」で、英語表記はUAHです。

グリブニャって響き割と好きです(笑)

日本とのレートはだいたい【4円=1UAH】

なので、500UAHは日本円だと2000円ぐらい。

安いですよね。それで10畳以上の部屋とバス・キッチン・トイレが全部ついてる!とっても便利!!

でも、私の場合はそれじゃ意味ないので長期に住める部屋を探さなければいけません…。

慣れてくると、調べ方も分かり、良いと思う物件には20~30件くらいで出会えるようになりました!!

これだけで自分では嬉しかったのですが(笑)先は長かった(笑)

ここからいよいよアポを取るわけです!

ロシア語はさっぱりなのでとりあえず英語で頑張ってメール送りました。

5通、6通、、、。

次の日も5通、6通、、、。

返信が全然ない中で1通返信がありました!

「外国人は受け付けていません、ごめんなさい」

はい、アウト(笑)

また次の日も送ります。3~4通に1通は返信がありますが、どれも却下。

4日間くらい同じことを繰り返していよいよダメだと思い、またサイトから探し直します。

そこでついに出会います!!

代理店との出会い

すみません…家ではないです(笑)

理店と言う存在に出会うのです(笑)

「あなたの部屋を探しますよ!」みたいなイメージです!

そこでも物件が多数紹介されてます!

そして今まで探していた物件より良いと思える物件が多数ありました!

「これだ!これで探して代理店にこれ持ってってここ住みたいって言ったらきっと住めるやつだ!」

「アポが取れなくても代理店なら会社があるからそこに突撃晩御飯みたいな感じで行けばきっと探してもらえる!」

そう思うと俄然やる気が出てきて、良いなと思う物件を10件ほどに絞りいよいよホテルから足を踏み出します!

そして出発したものの、場所がいまいちわかりません。

当時ウクライナ用の携帯も持っていないので電波もWi-Fiがあるところでしか拾えません。

ホテルでサイズを変えて地図を何枚もスクショして出発します。

それらしき建物がありました。

エイッと入ります。

警備員っぽいけどやる気なく座ってるおっちゃんにジロッとにらまれます(笑)

エレベーターまで行っても何階に行けばいいかもわかりません。

勇気を振り絞ってロシア語話せないのにおっちゃんに話します(笑)

その代理店の写真とか見せて。

するとおっちゃんが首を傾げて建物の外を指さします。

そうか、ここじゃないのか。

外に出ます。

でもそれらしき店はありません。

路頭に迷います(笑)

最初に入った建物の周りをぐるっと大きく一周(学校ぐらいの大きさ)していると、ホテルがありました!

もしかしたらここなら英語で話しても通じるかも!
(ウクライナは基本ロシア語かウクライナ語しか通用しません。HelloやThank youすらダメな時もあります。汗)
Wi-Fiがあるかも!

そう思いました。
入るとお姉さんが立っていました。

行きたい場所を見せると少し調べて、丁寧に教えてくれました。

Wi-Fi泥棒して(笑)ネットにもつなぎ、再度調べました。

結果、、、さっき行った場所なのです(笑)

でも、今度はホテルのお姉さんが何階かまで教えてくれたので、もうあのおっちゃんに用はありません(笑)

というか、おっちゃんよ、自分が勤めてる建物に何が入ってるかぐらい把握しておいてくれ(笑)

そんなわけで、再度さっきの建物に入り、にらんでくるおっちゃんを無視してエレベーターに乗ります。

そしてついに、代理店に入ることが出来ました!

若いお兄ちゃんがロシア語で話しかけてきます。

もしかしたら、と思って英語でも良いかと言ったら英語が可能でした!

これはもしやと思って翻訳機を使いたいからWi-Fiを使いたいと言ったら、Wi-Fiパスワードも快く教えてくれました!

ここまで来たらこっちの物です(笑)←急に強気。

日本のハイテクノロジー「ポケトーク」を使って、伝えたいことを全て伝えます。

ポケトーク、本当にすごくて会話がすぐさま成立しました。

ただ、残念だったのが、私が用意した10件ほどの物件、全て売約済みだとか…。

しかも基本的に外国人を受け入れる大家さんが少ないからどっちみち無理だそうで…。

理由を聞くと外国人が使った部屋は壊れている部分が多かったり、約束を守らなかったりする人が多いそう。

一度でもそんな経験をするとその大家さんは二度と外人を受け入れなくなるようです。

まぁそりゃそうですよね。

話をしていたお兄ちゃんは私が通うことになっていたカラージナの大学の3年生だそうで、代理店ではバイトちゃんだったようです。

でもしっかりした人で丁寧なやりとりで安心できました。

そしてViber(知らない人もいるかもしれませんね。日本でもLINEの前に流行ったSNSツールです)で連絡先を交換してあとは家で連絡を待つのみ!

ついに家とご対面

そんなわけで2日後連絡がありました。

希望通りの家を探してくれました!!素晴らしい!

そして大家さんも会ってくれると!

良かった、これで家が決まる!!

…と思っていました。

アポは次の日の11:00!!

翌日、10:30頃意気揚々と出かけ待ち合わせ場所に11:00に到着。

すると、代理店のお兄ちゃんから連絡が。

「すみません会えなくなりました。」

えっなんで?って思いました。続いてこう言われます。

「入居者が決まった様です。」

何それ?どういうこと?って感じ。今日会う約束してたよね?

するとこんな返事を言われました。

「すでに見学した人がいてその人が住みたいと言った。」

そんなことあるのかと思いました。

結局、見学した人がいてもその人が決まらなければ空室が続くので見学した人が即決定しない場合はそのまま次の見学者をいれるようです。

日本でも同じっちゃ同じですけど、こんな近スパンでこんなことが起こることはないと思います。完全クレームものですよね。

まぁウクライナだから仕方ない。(この考えが全てを救う。笑)

次の提案を待ち、割とすぐに連絡を取ってくれました。

同じくほぼほぼ希望通り。

見学者はおらず後はリフォーム中の窓を入れれば完成だそうで、2日後と言われました。

これなら大丈夫だろうと思いました。

しかし、、、会う予定の前日、大家がやっぱり無理だと言ってきた。

理由は「窓が完成しないから」

いやいやいやいや、窓とか後でいいですから!部屋を見せてくれればいいだけだから!

と食い下がりましたが、結局大家がどうしても「無理だ」「会えない」の一点張りで話は流れました。

3度目。もはや期待はしていません。

希望の金額に沿う物件もいよいよ少なくなってきて、キッチン・バス・トイレ・洗濯機は共用で他は自分の部屋にある、という条件の部屋を提案されました。

正直もう家探しに疲れていました。

ホテル代も600~700グリブナで日本より安いとはいえ、お金はかさむ一方です。

とにかく会ってくれるなら、と了承しました。

幸い、その日はキエフから知り合いの翻訳者を呼んでいた日なので、同行して頂いて。

見た物件は駅からは10分ほど、部屋の広さは7畳くらいで中もキレイ。
勉強する机もある。ベッドに変形するソファーもあるから寝られる。
室内に冷蔵庫もある。衣装たんすもある。

本当は共用にあるものもすべて自分の部屋にある完全一人暮らしの形を望んでいましたが、最低限揃っているからここにしようと、即決。

それこそ保留にして誰かに取られたらたまったもんじゃない。

こうして部屋が決まりました。

毎月4300グリブナ(約18000円弱)のお部屋で今は非常に住み心地が良く気に入っています。

ハリコフの金額相場と部屋のレベル

これぐらいの金額で家を借りて、さっき伝えたような家具が揃っていることがまず難しい。

ソファーがなかったり、冷蔵庫がなかったり、洗濯機がなかったり。

個人的にはどれがかけても困るんですよね。しかも部屋の広さは6畳ぐらいや5畳ぐらいの部屋もある。

部屋がそのレベルでひどい時は駅から30分歩く(バスとかなし)という物件も実は一つ見学しました。

ウクライナ人に聞くと散歩が好きだからそれでも仕方ないと思えるのだとか。

文化の違いでしょうか。

後になってわかりましたが、私が求めていたような部屋のレベルだと通常は7000グリブナ(3万円弱)ぐらいするようです。

しかも2週間弱で私は家を決められましたが1ヶ月くらいホテル暮らしで探し続け断られ続ける方もいるようです…。

それを考えるとテキパキと仕事をして本当に良い物件を見つけてくれたなと代理店のお兄ちゃんに感謝感謝です。

感謝の気持ちを込めてその代理店のホームページを載せておきます(笑)
私のお気に入りの代理店
「VIPagent」
https://vipagent.in.ua/

ウクライナに、ハリコフに住んでみたいという方はぜひ利用してみて下さいね!

ちなみ画像は実際に今私が住んでいるアパートです。

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