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コートールド美術館への旅

3連休の中日に東京都美術館に行ってきた。知識はあまりないが、絵画を観るのが好きな私は、よく美術館に足を運ぶ。美術館の「静」の場面が好きだからだろう。強いていうが、美術館が静かだからとかではない。美術館は人が多い。人が視界に多く入り、騒がしい。私の言う「静」とは人の並びの煩さの近くに佇む動かぬ絵画である。私は、絵画の魅力はそこにもあると考えている。

話を進めよう。コートールド美術館はどうやら富豪がコレクションを集めたものらしい。マネ・モネ・ゴーギャン・セザンヌ・ルノワール、etc....

有名な作品が連なっていた。素人の私も知っているドガの「舞台上の二人の踊り子」は私をワクワクさせた。ステージにたつ二人の少女が館内のライトに照らされている。ここで、ふと思った。東京都美術館の空間と光の使い方がうまいなと。館内は明るすぎない色調のライトで照らされており、「絵を楽しむために考えた結果こうなった」とった感じだ。また、絵画の邪魔をせず、富豪の邸宅を模した壁紙が一層絵画を映えさせた。私はここで長く足を止めた。美術館で私は空間まで楽しんだことがなかった。「静」だけでない、「光」という魅力を私は見出した。



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