久しぶりの日記

気が付いたら、初めてnoteを書いてから一年が経っていた。この一年間はいろいろあった、ようで、何もなかったかもしれない。振り返ってみても特にこれと言って変わったことはなかったように思う。もちろん学年が上がったり、コロナ関連で大変なこともあったりしたが、同年代の大学生ならみな経験する程度のことでしかなかったように思う。お前は氷菓の折木奉太郎か。

noteもあまり開かなくなっていた。前回と前々回で意味不明なポエムのようなものを投稿した以外にも下書きに残骸のような何かを生成していたのだが、書きたいことが曖昧な以上文章が一切まとまらずすべて破棄していた。

さっき、Twitterで繋がっている同じ大学の人のnoteを読んだ。とても文才のある人で、愛情深く、さらにそれを表現するのが上手い。普段からその人のツイートを見ているからそう思えるだけなんじゃないかと言われればそうかもしれないが、彼は自分のようなこんな堅苦しい文章は書かない。誰だって自分にないものを持っている人は輝いて見えるものだけれど、その人だけは優雅な独特の輝き方をしている。

まあ久しぶりに自分がnoteを書いているのもその人に影響されて何か書きたいと思ったからだし、ログインしてみたらたまたまnoteを始めて一周年という書きやすそうな話題が転がりこんできてくれただけに過ぎない。でもこうして、何か少しでも自分の思ったことを書き留めておけるのはとても幸せなことだと思う。いつだって自分を表現するのは自由でなくてはならないだろうし、できるだけ楽しくあるべきだと思う。

ここでこの記事を終わってもいいのだけれど、せっかく久しぶりなんだから駄文をつらつらと書いてみたい。

このnoteを始めた一年前は大学に入って初めての試験期間前だった。試験前というのは何かそわそわして違うことがしたくなるもので、今もその気持ちでこれを書いている。そのころから考えれば、自分は部活に入り、学科内に友人もでき、本来あるはずだった大学生活に少しだけ近づけたように思う。反骨精神からか、テンプレート化された集合知としての「大学生活」に抗ってみたい気持ちもあるが、今となっては容易に手に入らないそれは完全に目標というか、そういう類のものに成り下がってしまったような気がしなくもない。そういう人は案外多いんではなかろうか。

大学生といえば勉強・部活・恋愛・バイトくらいが主な生活サイクルの基盤だろう。どれもこれと言って面白いことにはなっていないが、恋愛について言うなら、良くないことだが大学に入ってから異性と話す機会がめっきり減った。高校時代の友人ならいるが、大学では極端に女子の少ない学科に所属している上に入部した部活もこれまた極端に女子が少ない。世の男子大学生は彼女がほしいというが、正しく言うなら恋愛がしたいのではないかと思う。少なくとも自分はそうだ。その結果として、あわよくば彼女ができればいいと思う。

部活の大会に行ったこともあるが、そこでは少し驚いた。そもそもの競技人口が男性にかなり偏っているはずで実際その日も男性が多かったが、意外と女性もいた。しかしそのほとんどは私立大学に所属していて、国公立大学からはほぼ出場していなかった。私立と国公立とではいわゆるキラキラさとでも言うか、違うとは聞いていたが、こんなに違うものかと思った。

そういえばしばらくnoteを書いていない間に少しだけ俳句に手を出してみた。某テレビ番組に影響されて年末から二月ごろにかけて句を考えてはメモしたり、図書館で歳時記を借りてみたりした。伊藤園のおーいお茶のラベルには俳句が掲載されているが、あれに応募してみたりもした。選考でそこそこいいところまで残った句はメールでお知らせするとのことだったが来ていないのでまあダメだったのだろう。

こんな実のない文章を書いていたらもう午前二時だ。明日は本当は午後から試験があるはずだったのだが、教授が急用か何かで来られなくなってしまったため急遽レポート課題に変更された。お粗末な講義だったから学生も何も理解できておらず、期限までにいろいろ調べられるレポート課題はありがたいのだが、そのおかげで本来寝たり試験勉強に費やしたりするべきであるこの時間にnoteを書けたことも嬉しい。

さてそろそろ、フミキリまで望遠鏡を担いでいこうか。

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