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会社員OSとフリーランスOS

システムや一連のコンピューターには
OS(オペレーティングシステム)というものが
備わっています。

最も身近なのは、スマホ。
iPhoneは「iOS」というOSで、
その他には「android」や「windows」
といったOSを搭載しているものがあります。

OSによって、スマホの機能や動きは
全く変わります。

これと同じように、
人間にもOSのようなものがあると思う。

今私が感じているのは、
「会社員OS」と「フリーランスOS」。
その動きや内容、考え方は全く違うもの。

なかなか一度染み付いた会社員OSは、
本当のOSのように簡単に切り替えられたり
消えることはないようです。

フリーランスを2年経験してもまだ
会社員OSが発動するのを感じています。

きっかけは、動画編集。
その容量の大きさでした。

これまでは文章とデザインだったので、
デザインソフトやその解像度によって
多少は容量は大きくなっても、
PCを圧迫するほどのことはありませんでした。

動画は、
ソフト側で設定の調整せずに
素直に編集すると、
動画の容量が恐ろしいことになりました。

設定を変えて
恐ろしい容量になることは免れたのだけど、
私が会社員の時に身に付けていたのは、

✔️ ドキュメントは履歴で全部保存する
✔️ 過去ドキュメントも全てバックアップをとっておく

というもの。
お客様の大事な情報もあるし、
何年か後に過去のデータを引っ張り出すことも
しばしばありました。

ビビリな私は、
のちのち困るのが怖くて
必要以上にドキュメントは保存していました。

でもこれ、会社の大きなSVがあったから
できていたことだし、
そもそも重要書類も多かったので
ガチガチにセキュリティ管理もされていました。

この調子でフリーランスになった今でも
保管してたら、、、


もちろんパンク。


今回分かりやすくパンクして
気づいたんですけど、
今の仕事って
保存すべきデータってほとんどない。

文書はそのまま発信されているから、
そのWEBページやSNSを見ればわかる。
だから元原稿は投稿後はいらない。

どうしてもというなら、
やりとりしているメールやアプリの
送受信を追えば、また手に入るものも多い。

デザインや動画編集は、
次のものに流用することがあるので
一部は必要だけど、それ以外は不要。


会社員の頃は文書管理が厳しくて、
扱う情報も権限が厳しくて
かなり気を使っていたけど、

今は逆に
さっさとアップしてさっさと捨てる!

っていうスピード感のほうが
大事だなと思います。

私、慎重でトロいんだなぁと、
実感しています。


フリーランスは、
もちろん業種にはよるけど
もっともっと軽く生きられるんだなって
思いました。

ときどき発動する私の「会社員OS」は、
データという持てないものであっても
わざわざ自分に重荷を背負わせて
動きを鈍くさせていました。

これからは、
バンバン捨てて身軽になったる。


と、思いました。



・・・とは言え。


コンピューターと違って人間は
OSを切り替えながら、
うまく順応させて使えばいいのかなとも
思っています。

慎重な自分も、嫌いじゃないからね。

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