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「働くのは大変なこと引力」を手放すとき

「働くこと」って、どんなイメージがありますか?


仕事をしていて、最近ふと、不安になったんです。

「私、がんばっていないんじゃないか?」
「社会の役に立っていないんじゃないか?」
「これは仕事と言っちゃいけないんじゃないか?」

って。

もっと勉強しないと、
がんばらないと、
社会のために働かないと、
向上心を持たないと、
苦労しないと…!!

と、不安から焦燥感のようなものも出てきたりして。

でも落ち着いて考えてみたら、今やっている仕事も、始めた時はドキドキしながらやっていたものです。

うまくできるかな、クライアントさんの要望に沿えるかな、ちゃんと納期に間に合うかな…ってハラハラしながら、がんばっていました。

今はきちんとできるようになって、安定的にこなせるようになった、というだけのことなのです。

「成長したなぁ〜」「ストレスフリーに仕事かできるようになるまで、よくがんばったなぁ」って、自分を認めて、受け入れてばいいだけの話なのに、それを拒む自分がいるのです。

仕事はがんばっていないといけない、
大変な思いをしていないといけない、
苦しみながら社会のためになることをしなくてはいけない、
楽を感じてはいけない、
楽をするのは怠けであり挑戦&成長していない証拠だ…

みたいな、スパルタ感覚が湧いてきて。
今の状態を受け入れてしまったら、成長が止まるような、後退するような気がして、拒むのです。

これは、生きてきた中で染み付いてきた私のパターンであり、思い込みです。この思い込みというのは、結構厄介。

気づくことができれば、「それは真実じゃないよ」と、1つ1つ手放していけばいいのですが、1度手放したとしても、慣性の法則のように戻ろうとする引力のようなものがあるのです。

この引力には、知らず知らずのうちに、結構なところまで引き戻されていることもあれば、「引力来た!」と、抗うこともあります。

フリーランスになったのは、こういった思い込みの真逆のことをしたかったから。なのに、そうなれつつあるのに、「戻そう」という引力が働くのです。

それは「戻りたい」という気持ちが、あるからです。逆説的だけれど、やはり人間というのは、「慣れている方」に戻ろうとするし、「変化しない方」が安全だと、本能的に思ってしまうものなんですよね。

こういったことを、何度も何度も学び、経験してきたけれど、思い込みに気づいて手放していくことにはゴールはないんですね。

繰り返したり、手放せたと思いきや別の思い込みが出てきたりと、終わりのないことなんだなぁと、あらためて感じています。

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とはいえ、いい加減、この「働くのは大変なこと引力」は、そろそろ完全に手放せそうな感じがしています。

これまで1つ1つ、都度都度、その引力を認め、手放し、自分に許可を出すということを静かに何度もやってきました。

繰り返していくうちに、その引力に抗えるだけの力の方が、強くなっていくのを感じているのです。

いよいよ完全に手放せたら、ゴム鉄砲のように、パーンッ!と、気持ち的に飛び出していけそうな気がします。

この引力によって、リスクを回避できたり、たくさんの場面で助けられてきました。この引力によって、ここまで生きてこられたのです。

だから、改めて感謝をして、もう必要ないよと、手放したいと思います。

そして新しい思い込みを、今度は自分の明確な意思で、作っていきたいと思います。

「仕事は結構簡単なもの」
「仕事は楽しいもの」
「当たり前のようにできることで、お金をもらっいい」
「自然体の自分でいたら、お金も自然と入ってくる」

「毎日仕事をしなくてもいい」
「ゆっくり、休んでもいい」
「なにもしない日が、あってもいい」
「もっとやりたいことを、してもいい」

次は、こんな感じかな?

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ときに引力に流されてしまったり、ときに抗えたり、ときに手放せたりしながら、新しい思い込みに作りかえていって、楽しく仕事をする人が増えていったらいいなと思います。

せっかく独立したのに、フリーランスになったのに、引力に引っ張られたまま、辛そうにしている人も、実は多いです。

そして引力に逆らえず、会社員に戻る人もいる。
決してそれも、悪いことではありません。

ただ、どういう引力が働いているのかとか、それは手放したいものなのかといったことを、ときに立ち止まって見てみると、自分の思い描く世界にぐんと、近づける気がします。

いただいたサポートを励みに、これからもコツコツ楽しく、がんばります✨ サポートいただけたらすごく嬉しいです😊