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ヒット商品を生み出すコツ。俺の罪悪パンがなぜ売れまくったのか

今日は私が商品企画を行いプロデュースした『俺の罪悪パン(マヌルパン)』が売れまくってる理由を勝手に説明したいと思います。

実は結構細かな戦略要素がたくさんあります。その根幹となるコンセプトだけお話をしたいと思います。

まず、周りからは考案時からこのパンが売れるとは思わないと言われたし、売れた後も実は滑ると思ってたとのコメントをたくさん頂きます(笑)

そうですよね、、、ではあんなにニンニク臭くてカロリーがバカ高いものがなぜ人々を魅了するのか考えてみてください?

『美味しいから』

『韓国で大ヒットしたから』

『ウルフのコラボだから』

どれも間違ってはいませんが、決定的な正解ではありません。

では本当の理由は何か?

私はパンを売ってるつもりはなく、あくまでみんなが抱える”不”を解決する商品を販売しようと考えました。結果それが俺の罪悪パンだったのです。

ここでいう”不”とは顧客が抱える不安・不満・不快など私達が日々感じる”不”のつく解決したい課題のことを指します。

マヌルパンを通して実現したのはみんなが毎日感じるコロナに対する『不の解消・解決』です。

それはどんなことなのでしょう。

私は罪悪パンの投稿でもリリースでも必ず記載し、ストーリーズでもしつこいほど発信しているメッセージがあります。

以下、リリースから抜粋

昨今高まる韓国グルメですが、旅行はもちろん外食でも楽しみにくい日々が続いています。食べに行けないなら作ってしまおう!と、構想から「ウルフ」氏監修のもと試作を重ね、至極のテイクアウトグルメが完成しました。
  
コロナ禍でさまざまな事が抑制される中、食くらいは罪悪グルメしようよ!という「ウルフ」氏の想いがこもった商品です。昨今高まる韓国グルメですが、旅行はもちろん外食でも楽しみにくい日々が続いています。食「ウルフ」氏監修のもと試作を重ね、至極のテイクアウトグルメが完成しました。

この根本のコンセプトがあるとないとでは大きな違いがあったと思います。

コロナ禍で韓国だけでなく、海外はもちろん国内の行動も制限され、家族・恋人・友人などに会えずありとあらゆる抑制とストレスを私たちは受けています。

その不安や不満を解決するために食べに行けないなら作ってしまう、そしてカロリーが高かろうがなんだろうが、食べることくらい自分を開放して罪悪感をみんなで共感しようというウルフからの提案です

つまりこれは人々が抱える”不”の解消を行おうとしており、韓国やパン好きといった一部でなく、コロナで憂鬱な全人類をターゲットとして捉えることができます。

コロナで不安や不満を抱えるみんなにストレス解消としてこの快感と呼べるほど罪悪感あるシャブのようなパンが刺さったのです。(表現悪くてすみません。中毒性半端ないので別名シャブパンとも言われています笑)

さらにやばいやばい言いながら罪悪感を友人・家族と共感(シェア)できるという新鮮な食体験がブーストさせました。なぜなら人は共感したい生き物だからです。

おそらくこれがクロッフルだったり流行っているマリトッツォであったらこんなに売れなかったと確信しています。

この”不”ですがこれは元P&Gでマーケターとして活躍されている石井さんが新規事業や新商品を生み出す際に当たり前にやっている事として書かれていた記事のワードから使わせてもらいました。

私は何よりもお客さんやフォロワーファーストの考え方ですが、マーケティングの考え方について頭の悪い自分の考えを整理して代弁しているかのようでした。

読み終わるのに1時間とかなりボリュームありますが、とても勉強になるのでぜひお時間ある時に読んでみてください。

罪悪パンですがこれだけメディアにも出ています(これからもたくさん出る予定)が今売れるからといって売れなくなるまで店頭販売するのでなく、買いに来れない人にこの罪悪感をシェアするためにも、7/1(木)からは通販に集中して販売を行います。

全国のみんなにも罪悪パンを食べてもらって幸せになってほしいという気持ちを込めて、俺のさんにわがままを聞いてもらいました。

店頭販売しなくても通販に集中することで結果多くの方に罪悪パンを食べて頂くことになると確信しています。

昨今、D2Cやクラウドファンディングが目立ちますがインフルエンサーやSNSなど手段に目が行きがちな気がします。

手段=プロモーションと置き換えることができますが、SNSに至ってはどこも単一チャネルとして切り離した考えがあり、販促活動の一つにも関わらずわからないから見ないふりをする企業が多いと感じています。

特に年功序列の会社はマインドチェンジが非常に難しいですね。

少し話が脱線しましたね。

ヒット商品を生み出すには手段だけでなく社会にある顧客の”不”を見つけそれを素材としていかに調理するかがポイントであり、SNSはそのストーリー性をブーストさせる役割がある。それに人は共感し、感動し、シェアをすると考えています。

根本が”不”の解決であれば何も食に拘らず色んなプロデュースができると思っています。

現在も大きな企業とえっそんなもの作るんかいと思われる企画が進行しつつあります。

自分が考えたものが商品となってみんなに喜んでもらえる。

こんな嬉しいことはないです。いつも私のグルメ情報を見てくれるフォロワーさんには感謝しきれません。

俺の罪悪パンを一緒に大ヒットに導びけたのはフォロワーさん一人一人のおかげです。本当にありがとうございました。

2021/6/30 ウルフ【正直食レポ】


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