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学校、学童で子どもがトラブルを繰り返すとき親は…

 こんにちは。はる@発達不登校 です。
 本日は、子どもが集団生活の中でトラブルを繰り返してしまっていたときの対応について書きたいと思います。
 発達障がいの有無にかかわらず、学校や集団生活の中で、お友達とのトラブルはつきものですよね。←そうでもない方も多くいるかと思います😓

 うちの場合は、友達と関わりたい気持ちは強い方なのですが、コミュニケーションスキルの低さや発達特性により誤解が生じ喧嘩になったり、衝動性が抑えられず手が出たりと、トラブルが頻発します。

 こんな我が家の対応について書くことで、子どもが安心して過ごせる環境作りのヒントになれば良いなぁと思っています。

学級内のこと

 担任の先生とのやりとりは連絡帳で行っていますが、トラブルが起きた時は電話がかかってきます。一時期はこの電話が毎日のようにかかってきていました。

 子どもがクラスメイトに怪我をさせてしまい、相手の親御さんに謝罪したこともあります。その際に『もっと学校と連携をとって、このようなことがまた起きないようにしてください』と言われました。怪我をさせてしまったので、当たり前の感情だと思います。
 でもその時既に、息子のことを専門機関に相談していたり、毎日のように先生と連絡をとりあって環境調整をしてもらったりと、当時とても悩みながらもやれることは全力でやっているつもりでした。
 それでも、私がそのことを周りに発信しなければ伝わらないんですね。そのことに気付きました。

 どのようにクラスに周知するか方法を悩みましたが、担任の先生や保健室の先生と打ち合わせて、保護者会で保護者の前で話す時間をもらい息子の特性について共有することにしました。

学童でのこと

 学童では簡易的な連絡帳はあるのですが、基本的に学童の様子などは書いてありません。

 うちの場合は毎日なにかしらトラブルを起こしていたので、学童からも電話がきていました。その対応に疲れ果てたので、今は個別で連絡帳を作って、緊急な要件以外の毎日の様子などはそこに書いてもらっています。
 忙しい時間に電話対応に時間をとられないこと、文字にして読むと冷静になって受け止めることができることが、私にとってはかなりストレス減につながっています。

保護者たちの反応

クラスメイトの親御さんに子どもの特性について共有するときに気をつけたことは、【子どもの特性を言い訳に何でも許して欲しいと言ってるわけではなく、なにかあれば真摯に対応するという姿勢をみせる】ということです。
 あとは、自分も悩みながらやっているという正直な気持ちを伝えました。

 子どもの発達特性のことをオープンにしてから、とにかく温かい反応をもらいました。
 今まで全然知らなかったクラスメイト(息子は学校での話を殆どしてくれません😑そのため、息子からお友達の話はほとんど聞けません。)の親御さんが声をかけてくれたり、共感の手紙をもらったりしました。
 中には、自分の子がADHDで内服治療をして落ち着いた話をしてくださったり、発達外来の受診の仕方を教えてくれた方もいました。
 子どもを通して聞いた息子の良いところや魅力、実際に仲良くしてる話を教えてくれる方もいました。いつもはトラブルの話しか入ってこないので、こんなに周囲に好かれているのかと驚いたくらいです。(息子よ、ごめん😅)

親としての立ち位置に気づく

 はじめは、すべてのトラブルについて自分が把握して介入して、しっかり解決しないといけないと過剰な責任感を感じていました。でも、親がいつも電話越しに謝っている姿をみたり、それによって家庭内の空気が悪くなることを子どもは必要以上に感じていたようです。そのことが原因の一部となり、子どもが不登校になった時期もあります。
 そこからは、なるべく子ども同士で話し合って解決できるように先生方に入ってもらったり、子どもが困りそうな場面には必ず先生についてもらってトラブルになる前に関わってもらえるようにお願いしています。

 まだまだ自分の気持ちを言葉で表現するのが苦手な我が子は、手が出たりして喧嘩になることはあります。でも、先生に仲介してもらいながらも、自分たちで話し合って解決できることが本人の自信や、成功体験になっているようです。

 親は目を離さず見守りつつ、本人が解決できないときにサポートする。そういうスタンスで良いのかなぁと最近は思えています。 

子どもの特性をオープンにすることのメリット・デメリット

 これまでの経験を踏まえて、子どもの発達特性について周囲に共有することのメリット、デメリットについて考えてみました。

【メリット】
・子どものことを誤解されない。
・子どもの問題行動は、友達に対しての悪意ではなく、特性によるものだと理解される。
・周囲の誤解が解けることで、子どもの居心地が良くなる。
・今後の行動改善には時間がかかるかもしれないと共有できる。
・親の取り組みや現在の支援について共有できる。
・親にも共有することで、クラス内だけでなく家庭内でも、発達障がいなど多様性を認める関わりについての教育を促す機会になる。

【デメリット】

・発達障がいについて片寄った知識や間違った知識があれば、それにより誤解が生まれる。
・発達障がいと聞いて関わることに抵抗がある人は、自分や子どもから離れる可能性がある。
・子ども本人が周知を嫌がる可能性がある。


自分の気持ちの変化

 今まで、子どもの友人トラブルについて、自分の子には特性があるから引け目を感じ、何を言われても『すみません』と申し訳なさばかり感じていました。子どもにもきつく叱っていました。

 でもようやく、トラブルを起こしている本人が一番困っているということに気付きました。
 困っているけど対処能力がない⇨トラブルという形でしか対応できない⇨怒られる⇨居心地が悪くなる⇨対処法が分からないから繰り返す…と、気付けば負のループに入っていました。

 周りに迷惑をかけない。これが出来れば立派なことですが、本人に特性があることは変えられません。
 それなら周りに少しでも理解してもらえるような発信をすることで、子どもが生きやすい環境作りに繋がるのかなぁと思っています。

 子どものことを周りに話すようになって、私にとっても嬉しいことがありました。それは共感し合える仲間ができたことです。その仲間が今の私の心の支えになっています。

 我が家の場合の対応といいながら、そんな大したことではないのですが、、色々と試行錯誤してようやく気づいたこともあったので、参考になればと思って記事にしました。


 最後まで読んでくださり、ありがとうございます🥰良かったらスキしてくれたら、頑張れます!

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