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使いづらかったお庭の問題を一気に解決してくれるエクステリアはアジアンテイストに

老朽化した木製のフェンスの修繕がきっかけだったという原様邸のリガーデン。
デザイナーとの数回の打ち合わせにより、ご家族がお庭に対して感じている不満や問題点が一つひとつ顕在化していきました。

一つは原様のお宅は階段を20段ほど上った高台に建っていますが、向かい側にある公園にいる人と目線が合い、部屋にいてもお庭にいても寛げず、ストレスを感じていた点です。

もう一つの問題点は、建物とお庭のテイストが合っていないこと。
奥様のお好きなアジアンテイストな雰囲気を取り入れ、周囲からの視線もカットするデザインをご提案させていただきました。

施工前の状態がこちらです。

そして、こちらが完成したエクステリア。

和のイメージのあるツゲの生垣を撤去し、上質なエクステリアへと大きく変化しました。
地面の嵩上げするなど、アイディアの詰まったリガーデンによってお庭の課題を解決することができました。

お庭の可能性がグンと広がったリガーデン

視線を気にせず過ごせるプライベートガーデンをつくるために、既存のウッドフェンスを撤去し、目隠しフェンスを設置しました。
原様邸に使用したガーデンフェンスはLIXILのジオーナフェンスという商品です。
このフェンスには採光パネルが使われていて、視線はカットしながらも、光を取り入れてくれます
ガーデンスペースも暗くなりません。

また、最初からお庭に造りつけてあるテラスの広さが中途半端なことから、何をするにも使いづらく、使う機会もあまりなかったそうです。
サッカーを習っている小学生のお子さんも、せっかくのお庭でボールを蹴ったり、シュートしたりと遊びたい盛りですが、テラスで制限された広いとは言えない芝生エリアも使われていない状態でした。

そこで考え出されたのがテラスと地面の高さを一定にするという大胆なアイディアです。
高さを揃えるために6立米(りゅうべい)ほどの土をガーデンスペースに運んでいきました。
6立米(りゅうべい)というのは2tトラックで約4台分の土の量に相当します。この土を運ぶだけでもかなり大掛かりなことが分かりますが、ガーデンスペースをフラットにすることで、限られた面積でも広々とした空間になり段差を気にせず、お庭を楽しめるようになりました

さらにこの乱形石貼りのデザインには既存のエクステリアに溶け込ませるための工夫が隠されています。
既存のテラスとアプローチの間には芝生を敷いていますが、これはグランドカバーとしての役割に加え、デザイン面でも大きな役割を果たします。
芝生がないと、テラスの方形石とアプローチの乱形石が隣り合うことになります。
そうするとデザインとデザインがぶつかって、お互いの魅力を消してしまうのです。

しかし、デザインの間に芝生を挟むことで、それぞれのデザインが引き立ち、美しいガーデンスペースが完成します。
既存のテラスとのメリハリが出て素敵な空間になっていますね。

色ムラのある天然石のアプローチがお庭全体へと続き、ガーデンスペースを華やかにします。

憧れのアジアンテイストを求めて、遊び心のあるものをチョイス

このリガーデンのもう一つのポイントが「心地よさ」の追求です。
購入された時から植えられていた和のイメージを持つツゲの生垣などの植栽は洋風のエクステリアやお住まいにも合わず、どっちつかずのイメージであることを気にされていた原様。
これも課題の一つでした。

奥様が理想のイメージとするのは、アジアンテイストなガーデンスペース。そこで主木とカエデ以外は全て取り除き、全体を柔らかな流線形でデザインしました。

使う部材や石材などにタイやバリの庭園にあるような色や素材感のものを選ぶことで、オリエンタルな雰囲気を演出しています。
ガーデンスペースに足を踏み入れた時に、最初に目に飛び込むアプローチにはあえて個性的な色目のものを。
最初のお話し合いの時に、淡く明るい色合いをご提案させて頂きましたが、「もっと遊び心を」というリクエストで、このサビ色とグレーの色がロットによって色差のあるちょっと面白い乱形石が選ばれました。

アジアンテイストのイメージに合わせ、テラスの屋根はアルミ地のものではなく、木目のものをセレクト
今回はタカショーのパーゴラポーチを使用しました。
開放的なデザインでアジアンなイメージにも馴染むエクステリアアイテムです。
また、目隠しのガーデンフェンスもそれに合わせることで、お住まいやエクステリア全体と調和します。

そして、少し細かい部分ですが、こだわりのポイントがあります。
ガーデンスペースにある白い雨水枡が、デザインのイメージを損なう要素になっていましたが、オンリーワンのドットアートカバーというアイテムを使い、枡にカバーをすることで、景観に溶け込むようにしました。
こうした小さな部分にまでこだわり、ガーデンスペースを造りあげていきます。

さらに、玄関前の両側にはシンメトリーに南国感溢れるニューサイランという木を植えました。
すらっとした直線的な葉っぱが特徴的で、見応えのあるカラーリーフとしても人気の植物です。

足元にはゴロタ石をあしらってリゾート気分もアップ。
ゴロタ石は駐車場のスリットにも入れ、細部に至るまでアジアンリゾートのイメージを演出しました。

お庭の入り口に立つ、白いプランターのような立水栓(ニッコー 立水栓ユニットユニコーンタイプ)はガーデンスペースのフォーカルポイント。
立ったまま使えるので、使い勝手も抜群です。

納得のいくお庭づくりによりご家族の楽しみも広がります

何度かプランも行き来し、工期も1ヶ月近くかかった今回のリガーデンですが、奥様からは「思い描いたようなお庭になりました」という嬉しいご感想を頂きました。

今までは鉢植えが多かったガーデニングも、テラスのすぐ前に造った花壇に草花を植え込んで、本格的に楽しまれています。
また、ご主人様もさっそく会社のお仲間を招待してバーベキューをされたとのことです。
これからもいっそう原様ご家族に合ったお庭の楽しみ方が広がりそうですね。

木目調のテラス屋根が、アジアンテイストなガーデンスペースを彩ります。

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