植物とお相撲
いつにないタイトルなのは、いまNetflixオリジナルの、「サンクチュアリ」というお相撲のドラマにハマっているからです(笑)。
さて、お相撲は日本で昔から行われてきた神事です。
世界各地の神事やお祈りには特定の植物が関係することが多く、お相撲では本場所初日の前日に、土俵の下にカヤの実を埋めるそうです。
これは土俵の神様を呼び寄せて邪気を払い、土俵の無事を祈る儀式で、カヤの実は場所中はずっと埋められているそうです。
お相撲とカヤの実については6年前にこちらの記事にも書きました。
そして今日ご紹介するのは「マメグンバイナズナ」。
マメグンバイナズナは「ペンペン草」と呼ばれるナズナと同じアブラナ科の植物で、この時期とても愛らしい花と果実をつけた姿を町中のアスファルトの隙間などにも見ることができます。
グンバイってなにかというと、お相撲のときに「ハッケヨイノコッタ」と声をかける方を行司さんと言うのだそうですが、行司さんが持っている、あのうちわのようなものがグンバイ(軍配)だそうです。
グンバイに似た形の果実をつけるのがこちらのマメグンバイナズナ。(グンバイナズナという植物もありますが、マメグンバイナズナのほうが果実が小さいです。)
お散歩の時にマメグンバイナズナを見かけると、頭の中で「ハッケヨイノコッタ」と声が聞こえます(笑)
このマメグンバイナズナ、とても愛らしく、割とどこにでも生えている植物なので、ぜひ探してみてくださいね。
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