見出し画像

活動報告:オーストラリアセミナー

2019年8月28日から8月30日にかけて参加したオーストラリアセミナー(3rd Postgraduate Conference in Japanese Studies)の活動記録が『関西学院大学先端社会研究所紀要』に掲載されました。その紀要論文が2020年6月に更新されましたので報告いたします。

趣旨

以下の内容で、開催されました。

関西学院大学先端社会研究所は、大学院生サポートプログラム(GSSP) および国際学術交流事業の一環として院生による研究成果の国際的な発信への支援を行っています。2019年度は、社会学研究科の協力を得て、8月28日から30日に英語による国際学会「3rd Postgraduate Conference in Japanese Studies」をメルボルン大学にて開催します。本学会は、2017年度に学術交流協定を締結したオーストラリアのメルボルン大学アジアインスティテュートとの共催となります。(関西学院大学先端社会研究所2019.05.17

日程

以下の内容で、開催されました。

共催:メルボルン大学アジアインスティテュート関西学院大学先端社会研究所
協力:関西学院大学大学院社会学研究科
日程:2019年8月28-30日(移動日は除く)
会場:メルボルン大学アジアインスティテュート(オーストラリア連邦 ビクトリア州)(関西学院大学先端社会研究所2019.05.17

発表報告

以下の内容で、報告されています。

大学院教育支援事業として、2019年8月28日(水)~ 8月30日(金)にメルボルン大学アジアインスティテュートにおける 3rd Postgraduate Conference in Japanese Studiesへ4名の大学院生を派遣し、 ハサン イードゥル専任研究員指導の下、各自英語で研究発表や討論に取り組み、多くの成果を得ました。(関西学院大学先端社会研究所2019.09.18

『先端社会研究所紀要』

活動記録が紀要論文に掲載されました。

2020年3月31日付けで『先端社会研究所紀要』第17号が刊行されました。(関西学院大学先端社会研究所2020.06.05

<活動記録><教育事業>オーストラリアセミナー

掲載された紀要論文は以下のリンクから確認可能です。

発表した題目は以下の通りです。

Yoshii, Yuki, 2019, Communication in Intercultural Situations: The Case of Overaccommodation of the Osaka Dialect at the Workplace. 3rd Postgraduate Conference in Japanese Studies. Asia Institute, The University of Melbourne and Institute for Advanced Social Research, Kwansei Gakuin University

発表の概要は以下の通りです(Hasan2020,121)。

Yuki Yoshii’s paper on the other hand addressed an important issue of communication at intercultural workplaces in Japan. It focused especially on the role of communication at the workplace for Japanese workers and explored the problems caused by the linguistic performance of Japanese native speakers at intercultural workplaces. By using a qualitative approach, the paper concluded that linguistic performance of Japanese native speakers can cause a problem at the workplace, and that the language behavior of Japanese workers can be counterproductive. It also claimed that foreign employees can be confused with communication strategy and linguistic performance, which is not simple misunderstanding caused by Japanese language ability, and therefore Japanese employees also need to learn how to communicate with foreign employees at the workplaces in Japan.(Hasan Eid-Ul,2020,「Bringing Postgraduate Researchers Together to a Common Platform : The 3rd Postgraduate Conference in Japanese Studies 」『関西学院大学先端社会研究所紀要』17:119 - 125

半構造化インタビューから得られえた結果を、アコモデーション理論を用いて分析しました。企業が外国人に求める「日本語力」と実際に職場で求められる能力を外国人と日本人の双方の立場から検討しました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?