けいと

東京で働く20代。 本が好きです。 感じたことをそのままに。

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最近の記事

i アイ

西加奈子さんの小説『i アイ』を読んで アイがずっと抱いていた感情を持ったことのある人は多いのではないでしょうか。 私もアイほどではないけれど、似たような感情を抱いたことは多々あります。自分の恵まれた環境に嫌になったり恥ずかしくなったり。 私は今大学生ですが、学費や家賃は親に出してもらっています。まわりには奨学金で生活していたり、バイト代で家賃や生活費を賄っていたり、私よりも苦労している友人がたくさんいます。その中で親に頼るのがすごく嫌で、仕送りをもらうことが親に甘えてい

    • 表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬

      大学の本屋さんでなんとなく手にとって読み始めたこの本。若林さんの著書もエッセイ自体も初めて読みましたが、本当にすごく良かったです。 文章もすごく面白かったし、自分自身のこともすごく考えさせられたし、久々にものすごく心に残る本を読むことができました。 読み終えて、ひとり旅に行きたいと思ったし、私ももっと世の中を自分の目で見て感じたいと思いました。自分の生活圏を離れて、全く違う環境で生活する人々との触れ合いやその地の歴史・文化を学んで感じる。そういう経験ってどんどんなくなっている

      • 最近考えたこと

        最近というか、言ってしまえば前からも考えてはいたことだけれど、、 本当の意味で最近気付いたことがあります。 それは、「ひとを意識する」ということです。 人を意識するってどうしても悪い意味で使われることの方が多いと思います。 他人は関係ない、人と比べたらいけない、というように ダンスをしていてももちろんそういう言葉はよく聞くわけで、むしろ、自分はいつも人と比べてしまうんだと悩む人は周りにたくさんいます。 私はそこがなくて、悪い意味で自分しか見えていないと言われてきました。 も

        • 君の膵臓をたべたい

          今更ながら住野よるさんの『君の膵臓をたべたい』を読みました。 私は小さい頃から本が大好きですが、恋愛がテーマの小説があまり得意ではありません。普段は推理小説や青春小説、家族愛がテーマのものなど小説のジャンルは幅広く読むほうだと思います。 恋愛がテーマのものも何冊かは読んだこともありますが、あまり小説の世界に入り込めず共感もできなくて面白いと感じられず、なんとなく手に取らなくなりました。 そんな私がこの本を読もうと思ったきっかけは、次に参加させていただくダンス作品の曲が恋愛の曲

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        • 3本
        • ダンス
          3本
        • サークル
          1本

        記事

          夏に春霞む

          本番がまたひとつ終わりました。 今回の作品は、この作品のために先生が作詞作曲をして曲から作り、本番の舞台では生歌生演奏での演出でした。 この作品はもともと映像作品として8月に撮影されました。 それを舞台で踊るためにリメイクしたものでした。 この二つは全く違う作品になりました。もちろん映像と生の舞台での作品なので細かい構成や振りが変わっているのは当然なのですが、作品の展開も全く違うものになっているんです。 映像作品で、暗闇が開けて光がさしたような幸せな雰囲気で笑顔で踊った間奏

          夏に春霞む

          同期の存在

          私は大学のストリートダンスサークルに所属しています。 同期の人数は29人。 大学のダンスサークルとしてはそれほど規模の大きい方ではありません。でも、だからこその良さもたくさんあります。先輩、後輩、同期、自分が踊るジャンルだけでなく他のジャンルの人たちとの交流も多く、本当にみんなと仲良くなれます。 一番距離が縮まるのはやっぱり飲み会です。大学生といえば、、ですよね笑 私たちのサークルは、先輩に飲まされたりすることもなく、飲みたい人が飲みたいように飲む、というスタイルです。お酒が

          同期の存在

          私と踊り

           初めてのnoteでの投稿ということで何を書こうかと考えていたのですが、自己紹介がてら私の生活の中心となっているダンスについて書こうと思います。 こんな文章読む人なんていないだろうなっていう内容になりそうですが、ぼちぼち等身大の自分の考えを綴っていければと思います。  私には目標があります。それは、人の心にまっすぐ届く表現ができるようになることです。私がメインでやっているのはJazz danceの中でも歌詞の意味や作品のストーリーを踊りで表現するような、そんなジャンルです。

          私と踊り