ノートとボールペンから始まっていく。

寒空の下、外に出た。寒いことが外に出ない理由になっていた私にとっては、ものすごい進歩だ。私は今外に出なくたって、困らない。買い物は母がしてくれるからだ。私が外に出る必要があるのは、通院と図書館に行く時だけだ。後はたまに友人に会いに行くくらい。

その私が外に出たのだ。自分で一人、自分を褒めていた。えらい。とてもえらい。寒いことは外に出ない理由になるし、何やかやと理由をつけて外を避けていた私が、外に出た。それも、自主的に。なんてえらいのだろう。

ノートと消せるボールペンが必要だったのだ。ノートは3ヶ月ぶりに英語の勉強をするために。消せるボールペンは、手帳に予定を書きこむために。

新年の香りが消えないコンビニでドット入りのノートを探して、ドット入りは置いていないことが判明し、私は肩を落とした。でも、今日から勉強を始めたい。アマゾンにノートを頼んでも届くのは最速で明日。今日それを理由に休んでしまったら、休み癖がついてしまう気がした。

休むことは悪いことではないけれど、毎日の習慣にしてしまった方がやりやすいことというのは確実に存在していて、勉強は私にとってその類のことなのである。私は多分、大概のことを毎日の習慣にしてしまった方がやりやすいタイプだ。公文式とか合っていたタイプだし。

そんなわけで、英語の勉強を再開し、消せるボールペンでああでもないこうでもないと予定を書きこんでいく。

2020年が始まっていくんだな。

執筆のための資料代にさせていただきます。