存在しないお店を形にした。

ハタチで自分のお店を持つ決意

21歳で間借り営業開始

(写真拝借しました)

半年で実店舗へ移転

22歳。
存在しなかったお店を形にさせて1年が経ちました。

数え切れない場面で「無理かもしれない」と思って、「無理だ」と言われた1年間。

人生で1番苦しく、辛く、逃げたくなって、その100倍濃く楽しい1年間。

ずっと支えて下さり本当にありがとうございます。

半年間の間借り営業を含め1000回以上お客様にご帰宅して頂きました。

間借りを実店舗に移行できたこと

今こうやって営業を継続出来てること

1度でもご帰宅して下さった皆様のおかげで今こうして成り立っています。

3年前にメイド服を脱いで普通の学生に戻った時、微塵もこの世界に戻る気はなく、戻りたくないとさえ思っていました。

でも、立場を変えたらこの世界で楽しく働ける女の子が増えると思い戻ってきました。

今の自分は実際に経営をしてあらゆる視点で物事を見て、1年間毎日考えて、遠い未来でも「Selene」を続かせるためにお店に立つことを「敢えて」控えています。(理由はきっと賛否両論ある話なのでまたいつか)

間借りの時は毎回ラストまで欠かさず居たお店に今はもうあまり居なくなってしまったけど、定期的にご帰宅してくれる方、勇気を出して初めてご帰宅して下さった方のお名前は全て目を通しているので毎日嬉しく思っています。

｢気が向いたら行く｣｢気になってる｣｢1人で行く勇気がない｣

そんな方にどうやったら振り向いてもらえるかをずっとずっと考えてたし、考えすぎて寝れない時なんかしょっちゅうで。(なんせ路面店舗じゃないからね)

｢誰かに刺さればいい｣って自分の中でおまじないのように唱え進んでいたら、いつの間にか沢山のメイドさんとお客様に出会えました。

年々変わりゆくコンセプトカフェの｢流行り｣を無視して、3年前感じていた｢需要｣を信じて良かったなあと改めて思ってます。

｢絶対メイドカフェ1人でオープンさせる｣って意気込んでた当初の自分は、飲食店を立ち上げるのにどんな資格が必要で、どういう設備が絶対条件で、何を税務署に提出して…とか本当に何もわからなくて全て無知でした。

娯楽を全て捨てて全部0から勉強して、そこから間借りという存在を初めて知ったほどです。

表向きは余裕かましてたけど内心｢現実的に考えて無理なんじゃないか｣｢何年かかるんだろう｣って思ってたから(笑)あの頃の自分に｢どうにかやれてるよ｣って教えてあげたい。

自分自身｢頑張ってるね｣って言葉が世界で1番似合わない人間だけど、この1年は頑張ったと少し胸を張って言える気がしました。

ありがとう以上の言葉が出てこないです。

必ずこれからも沢山嬉しい報告が出来るように精進していくので、2年目もどうかよろしくお願いします。