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妊娠10週ー転院とつわりピーク

※妊娠7ヶ月現在、記録として振り返っています

レディースクリニックのおわり

10週前半まで吐き気どめのおかげか起き上がっている時間も増えていた。とはいえ気分は毎日悪いし、出歩く元気はないけれど…
全信頼をよせていた吐き気どめが無くなりそうなことと、1人でも電車に乗れそうだったので夫と行く予定だったクリニックへ行くのを10週1日の平日に早めた。

診察室に呼ばれ、内診してもらう。赤ちゃんの心臓は元気に動いていた。この前よりも大きくなっていて、少しずつ人っぽい形になってきていた。
今回でここでの診察はおわりです。と先生に言われ、紹介状を書いてもらった。無事にここまで来れたことがすごく嬉しかった。
先生にお世話になりました、とお礼を言える日が来たのだ。
7月に初めてクリニックに行った日から約7ヶ月。長いこと不妊治療をしている人からしたら順調だったと思われる月日かもしれない。でもわたしにとっては、ものすごく長く感じた7ヶ月だった。

母子手帳をもらう

クリニックで妊娠届出書をもらったので、産婦人科受診前に母子手帳をとりに行った。
ただ母子手帳をもらいに行くのもつわり中にはハードだった。
予定していた日はあいにくの雨。
雨の日は体調も悪いことが多かったので次の日に変更した。
その日の夕方久しぶりに吐き気がMAXになり、嘔吐。
夜ごはんは食べられず早めに寝た。
次の日の朝、何とか行けそうだったので吐き気を抑えるため飴を舐めながら区役所へ。
30分から1時間かからないくらい?いろいろ用紙に記入して、話を聞いて、ようやく母子手帳がもらえた。
だんだん気持ち悪さとしんどさが出てきて苦しい時間だった。

つわりMAXへ

母子手帳をもらいに行った日は家に帰ってダウン。夕方ぐらいになると再び強い吐き気が来て嘔吐。
それから毎日夕方頃から夜にかけて特につわりがしんどくなった。
吐き気どめが効かなくなり、薬を飲もうとした水で気持ち悪くなり嘔吐することもあった。
夜はゼリーしか食べられなかったし、それすらも食べれない時もあった。
寝ている時だけが楽で、夜中でも朝でも目が覚めるとだんだん気持ち悪くなって1日中苦しんだ。
体を起こすこともしんどくて、起き上がるのはトイレのみ。
寝ている時は左や右に体を向けるだけで吐きそうになるので、クッションを挟んで頭を高くした真上を向くことしかできなかった。
スマホを見られる時間は短時間で、あとはただ無になって過ごすのみ。
家事は全て夫に任せ、昼に食べる食パンを取り出してジャムを塗るということさえも気力がなくて夫にやってもらっていた。
体重は5キロほど落ちた。

嘔吐してMAXでしんどい時はもう何も考えられないけれど、少しだけ落ち着く時には精神的なしんどさで何度も泣いた。口には出さなかったけれど、妊娠をやめたいと心から思った。自分が予想していた何倍もつわりがしんどかった。

産婦人科受診

吐き気を何とか抑えながら11週1日に初めての産婦人科受診。
クリニックに行っていたときは診察室が狭いこともあり、夫はまだ動いている赤ちゃんを見たことがなかったから、夫に見てもらえることは楽しみにしていた。
赤ちゃん元気かなーと不安になりながら呼ばれるまで待ち、ついに診察室へ。エコーで赤ちゃんの全身が写る。頭、足、手が分かるぐらいに大きくなっていた。心臓もしっかり動いていてホッとした。
手をぴよぴよ動かしているのも見れた。
エコー中は夫の顔は見れなかったので分からなかったけれど、泣きそうになっていたらしい。帰りに感動したと話してくれた時も泣きそうになっていた。
しんどい思いをするのは今はわたしばかりで夫に親になる実感なんて湧くのだろうか?と心配になっていたけれど、その姿を見て嬉しくなった。

終わりの見えない辛さ

わたしのつわりのピークは11週だった。
でもこれは終わった今だから分かることで、吐き気と嘔吐で絶望している時には分からなかった。
つわりの辛さも期間も人それぞれでいつまで耐えれば楽になるという答えがない。8週ごろのしんどかったのがピークだったかな?なんて思っていたからこそ、10週後半から更にしんどいのがやってきた時には心が折れた。11週をピークに少しずつだけど楽になるっていうのが分かっていれば、心持ちも違うのだけれど…これがいつまで続くのだろうか、もし楽になってもまた更にぶり返すかもしれないという恐怖は精神的に苦しかった。人によっては安定期に入ってもつわりが終わらずに、産まれるまで続いたなんて話も聞く。
自分がどうなるか終わりが見えないというのが本当に辛かった。

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