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5人目① カリスマ美容師 マナト

早く誰かと出会いたい


既婚者タケとの別れで深く傷ついた私は
他の男で傷を癒そうとしていた

変わらず裏アカでも活動していたが
既婚者を避け、裏アカよりもまともな人が多く集う
マリッシュでの活動を再開してみた
普通に彼氏がほしい

すぐにマッチングした人


早々に美容系の仕事をしているという
マナトとマッチングした

アプリ上ではっきりした顔写真や
自己紹介を多く出しているところから
その真面目さがかなり感じられる人だった

バツイチで息子さんと実家暮らし
奥さんが他に男をつくって別れたらしい

近県に住んでいたが
同じ平日休みが一致し
顔もタイプも申し分ない

彼女がいないのが不思議なくらいだ

私は最初から包み隠さず
既婚者に騙された話をしていた

マナトは
「(既婚者とのすぐ後で)焦ってませんか?」
といってきたが
おっしゃる通りでございます
そうはいえなかったが
恋愛の傷は恋愛で癒すのが私流なのだ

話はとんとん拍子に進み
会ってみようということになり
予定を合わせることにした

私はある程度メッセージのやり取りをし
間違いないという認定ができると
すぐに会う約束をする

私にとってテンポは大事だし
経験からいって会ってみないと
わからない部分が多い

ここまでは順調
会うのが楽しみになってきた

私が住む町へきてくれたマナト


その時はすぐにやってきた
彼は 2 時間かけて
私が住む町にある郊外のショッピングモールまで
会いに来てくれた
かなり好感が持てる

しかし待ち合わせとき不思議なことが起こった

あらかじめ写真をみていた私は
待ち合わせ場所に彼がいることを確認した
一瞬目が合った
しかし彼は話しかけてこない
あれ、間違ったかな?
確認の為、一度メッセージを送る
そうすると彼は
「待ち合わせ場所に着いています」
と送ってきた
だよね?と思った私は
待ち合わせ場所に戻り
彼に話しかけた
「マナトさんですよね?」
「はい、そうです」
話しかけた彼は間違いなく目が合った彼だった
さっきのはなんだったのだろう・・・

ランチまで少し時間があったので
2 人で買い物を楽しんだ

私は冬用の帽子が欲しかったので
一緒に選んでもらった
意外とすぐにいいものがあったので
すぐに判断をした私
少し彼は驚いていた

そのときは気がつかなかったけど
彼とはテンポが少し違っていたのかもしれない


意外とマイペース?


買い物が終わりランチをすることになった
ランチは私が行きたい場所をリクエスト
彼の車で近くのおしゃれなカフェに移動

彼の車は黒くてかっこいいSUV
後部座席にたくさん荷物が積まれていた
生活感があふれていた

カフェではランチを食べ
たくさん話をした

独特な笑い方でずっと話を聞いてくれたマナトだが
仕事の話を聞くと一切笑わず
ゆっくり言葉を選びながら話してくれる
姿はかっこよかった

ランチのお会計の時に
娘さんにとお土産のスイーツを買ってくれた
たまにそういって何か持たせてくれる人がいるのだが
共感性が低いのだろうか
正直デートで買ってもらったなんて
言えない
普通にお土産と娘に伝えよう

その後は近くのおみくじが可愛いと評判の
神社へお参り
ショッピングにランチに神社
裏アカ女子の私もデートはできるのだ


ギフトで愛を示す男


そして待ち合わせをしたショッピングモールへと戻り
終わりの時間まで
スタバで会話を楽しんだ
 
カフェでのお土産もだが
マナトは何かと物をくれるタイプだった
彼の車に乗ったとき
トリートメントをプレゼントしてくれた

物をプレゼントすることで愛を示すタイプなのだろう
アラフォーにして初めての出来事だった

とても好印象で楽しい時間がすごせた

別れてすぐまた会いたいとLINEをしたのは
いうまでもない


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