#003 司と初めてのホテルへ

ホテルにいく前の日も
通話をした

1 度会ったからか
前回の通話よりも話が弾んだ
たくさん話をした

司の声が小さすぎて聞き取れないということも
沈黙が続くこともなかった

この日は私が興味があった複数の誘いや
裏アカウントの話をした

司はこれからの彼女や結婚の話をしていた

そうだよね
彼はまだ若いし未来がある

司とは楽しく遊べればいい
この時の私はそうおもっていた

それくらい彼と過ごす時間は
とても楽しいものだった

会って話すのはもちろん
通話も楽しかったから
司とのベッドが楽しみで仕方がなかった

2 回目の約束の日

私は早く準備ができたので
ホテルの部屋に先に入った

部屋の中を見回ったり
映画を観たりして
司がくるのを待っていた

司が到着し部屋の鍵を開けた

「 おかえり 」

私がいった

初回の顔合わせや昨日の通話が盛り上がったから
もうかなり親しい仲の認識だった

しかし司は無反応

望んでなかった？
この手のシーンは慣れてない？

原因はわからないが
温度差があったことをよく覚えている

「  なにしてたの？ 」

昨日の通話のようにまた楽しい会話がはじまった

少し落ち着いたところで
お風呂に入ることになった

脱衣所の電気を薄暗くし
キスをしながら優しく服を脱がせてくれる司

裏アカ女子の私には最高のシーン
写真をたくさん撮った

しかし司の身体は無反応だった

綺麗な身体の見せ方は E カップの元カノが教えてくれたらしい
そんな情報いらないし
今となってはその情報が正しいのかどうか疑問である

司はとにかく嘘が多かった

おそらく自分にイメージと現実との差にギャップが
あったのだと思う
とにかく自信がないのかなと

当初から嘘には気がついていたが
なにもいわず司の話をきいていた

しかし今となっては嘘に違和感がある時点で
覚悟を決めておけばよかったなとおもう

のちに私は司の沼にはまり
抜け出すのに時間がかかった
これを書いている今も
またリハビリ中だ

演出なのか恥ずかしかったのか
お風呂場でも
照明を落としていた司

しかしそれがムードよく素敵なものだった
暗い照明と泡風呂
相性抜群だ

ここでも写真を撮り
裏アカウントに投稿した

2 人で身体を洗い合い
泡風呂へと入った

泡風呂なのかでも
通話のような会話を楽しんだ

このとき司はどんな心境だったのだろう

私の裸をみても全く反応していなかった
好みではなかったのだろうか
俺ともただの強がり？

そう彼はベッドで
最後を迎えることができなかったのだ

この辺りから司は変わった癖を少しずつ出してきた
いや、試されていたのかもしれない

司はトイレについてくる
人にみられながらというのは　
脳の問題なのだろうか
全くでてこないのだ

そして自分のトイレにも同伴をさせる

確か、通話の時もこの手の話を
していたのをおもいだした

その後は
司が好きそうな過激な写真を撮った
私のスマホで撮影をし
彼からおねだりがあったが
あまりにも過激すぎた為にすぐ削除をした

そしてもっと衝撃的だったのはこの後だった

司は私に告白をしたのだ

付き合ってくださいと 

「 えっ？ 」

昨日彼女ができたらどうとか
結婚がどうとかいってたよね

16 歳も離れてるよ

しかも私は裏アカ女子

なにを言い出すんだこの男は

この日も大幅に予定していた時間をすぎていた
すごくすごく楽しかた

なんで楽しいとおもったのか

おそらく私は今までない体験をしてアドレナリンが
放出していたのだとおもう

そんな司とはまたすぐ 3 日後に会うことになる

次はたくやとのNTRとなるのだった