7、膨らんでいった日本社会への疑問
「テンプレート的な生き方」を前提にした社会高円寺のような自由な雰囲気の街で暮らしながら、私のなかでは次第に日本社会への疑問が大きく膨らんでいました。それは「頑張って勉強して『いい学校』に入って、さらに勉強して『いい大学』に進学して『いい会社』に就職して『真っ当な社会人』になるのが普通の正しい生き方。女性は経済力のある『いい男性』と結婚して家庭をもてたら幸せになれる」といったようなテンプレート的な生き方への疑問でした。特定の誰かに言われたわけではないけれど、こういったテンプレー