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人の成功はよろこんだ方が幸せな理由|「たった一言」が意外に言えない

昔は「成功している人はそういう人同士でつるんでる」とか「その輪の中に入っていけない」と思ってた。

だけど、気づくと、昔は無名だった人が出版していたり、自分自身も漫画の原作の仕事をできている。昔、同僚だった人が会社社長で成功していたり。

それで人間関係が大幅に変わったかというと、実は3年~5年単位で付き合っているメンバーってそんなに変化していない。昔はそれぞれの夢に向かって頑張っていた人たちだった。

私にとって、漫画の原作が決まったことはとても大きいことだったのだけど、その時に思ったのは「おめでとう!」の一言を言ってくれる人はとても少なかったこと。

周りのそういう人たちも同じことを言う。「おめでとう!と一言言って欲しかった。言ってくれた人は大切にしようと思った」などなど。私は漠然と「おこぼれのお仕事もらえるかも?」というやましい気持ちもありながら、「おめでとう!」と言ってきたほうだ。

実際、1人が成功すると、そのおこぼれみたいなお仕事が回ってくる。だって、私自身も「あの時に祝ってくれた人と一緒に成功したい!」と思うくらいだから。

「成功している人はそういう人同士でつるんでる」のではなくて「もともと、親しかった人が相乗効果で成功していった」というのが正しいんだと分かった。

私は周りが成功していく中で、自分だけ取り残される焦りも嫉妬もよく分かる。だから「たった一言」が意外に言えない。でも、人の足を引っ張っても自分がその人以上になれるわけじゃない。焦ってる・ねたんでいる惨めな自分がいるだけだ。だから、私は「おめでとう!(私もいつか夢をかなえるぞ!)」という気持ちで言ってきた。

そんな中で、3年前くらいに取材させていただいた支援者の方が、独立したきっかけでもう一度、取材させていただいた。3年で自分の知識も変わり、視点も変わったので質問したことも視点も変わった。

明日(11月27日)の10時に「自閉症者のパニックとその支援者|「一番傷つくのは本人」止めるためにはケガもいとわない過酷な現場」という記事をあいである広場で公開します。

今の療育センターは当時「精神薄弱通院施設」と呼ばれていた。
「ひどく差別的な名前でしょう。でも、昔はそう呼ばれていたんです」と松尾さんは語った。彼女が支援を続ける理由とは?
重度自閉症支援の現場の話は、数人の支援者の方からうかがっているけれど、もっと知られて欲しいと思います。

実は2019.10.31に書いたNさんが今回の支援者の方だ。今は医療的ケアが必要な児童のためのデイサービス事業所を開設している。今回の記事でもっと掘り下げているので、ぜひ、読んでください。



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