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後ろ向きな自分がいや|前向きじゃなきゃいけないって誰がきめたの?日陰でこそ咲く花もある

おはようございます。週半になりました。私は明日の更新にそなえて、記事を書く日です。

障害当事者やマイノリティの方で「自己肯定感が低くて後ろ向き」「自信がない」という悩みをよく聞きます。

私が30代の頃に親しかった友人に、しょっちゅう相談されていました。彼女はものすごく努力家でした。高校卒業して大阪から上京。介護職になって、お金を貯めて中古のマンションを購入。さらにケアマネージャーの資格も取りました。高卒の自分がいやで、大学の学費を貯めて、今では大学を卒業しています。介護職から福祉職への転職のために、資格の勉強を続けています。

すごいなと思いませんか?私よりもよほど努力し続けてる人なんです。

だけど「自信がない」「前向きになれない」が口癖で「どうしたら自己肯定感はあがるんやろか?」としょっちゅう聞かれていました。その都度、ああでもないこうでもないとアドバイスをするんです。けど、上がる気配は一切ない。

そこで他の人に相談したんですね。どうしたら自己肯定感が上がって前向きになるんだろうかと。

「前向きじゃなきゃいけないって誰が決めたの?前向きで自信がなきゃいけないって風潮はあるよね。だけど、日陰でこそきれいに咲く花もある。そんな人をひなたに連れて行ったら枯れちゃうんだよ。彼女はそんな自分が好きだし、前向きになりたいと思ってないんだよ。後ろ向きだと何が悪いの?」と言われました。

目からうろこでした。「前向きじゃなきゃいけない」って世間の風潮・ブームみたいなものですよね。

ポジティブシンキングという言葉もあるけど、それってなんだか信仰みたい。ポジティブがいいだなんて、自己啓発系の誰かが言い出したに過ぎない言葉です。

本人にそれを伝えたところ「うちは自信なんか持てない。これから大学院にいこうと持てない。一生持てないと思う」とのこと。やはり自信をもって前向きに生きたいなんて気はないんですね。

ライターさんでもプラスな感情が書くエネルギーになってる人と、マイナスな思いがエネルギーとなっている人がいます。私は後者です。何かに強烈に違和感があったり、嫌いだなって思ったときの方がいい記事を書けます。

だから、世間の風潮・ブームに乗せられないで、思う存分、ネガティブなまま咲きましょう。

トップ画像は日陰で湿り気の強い場所で咲く、シュウカイドウという花です。シュウカイドウのようになりましょう。

昨日はこんな記事が読まれました。

実体験を書いた話なので「これは私だ!」とおっしゃってくれる方もいました。

明日は田口ゆうの記事更新日です。統合失調症だけどすごく幸せそうな方の取材記事を公開予定です。

では、週半ばをそこそこ頑張りましょう!




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