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私とHSP ①

生きていくことに、ずっと違和感があった。
なんで私だけ、
そう思うことが増えていく。
仕事が続かなくなったのは、何年前からだろうか。

「こんなに仕事の失敗を怒られたのは初めて」
仕事に行けなくなったのは、
30代後半になってからだと思う。
売上の計算を入力間違いしてしまった。
作業は締切日に残業していて
入力を間違えた。
締切日の締め切り時間を過ぎてしまったため、
修正はきかない。

担当営業は100万単位で私が間違えたために、
おそらく上司に怒られたであろう。
私にも、すごい雷が落ちた。
今冷静に考えると、迷惑をかけた営業担当は叱責が強かった。
今の言い方で言えば多分パワハラ。
必死に作ってきた数字を成果として発表する機会で、
間違われた、ということであれば、
冷静さを欠いてしまうのも仕方ないのかもしれない。

翌日から、起きると具合が悪くなって、出勤出来なくなっていた。

失敗してしまうと、払拭出来ない。
それが、きっかけだったのか、
それ以降の職場でも、失敗してしまうと、払拭出来なくて、
またミスを上塗り。
ミスを払拭できない、具合が悪くなる、
そういうことが続いて、仕事に通えなくなる。
具合が悪くなるのは、頭痛と吐き気、めまい。
最近は気圧で体調の不良を感じることもあったけれど、
ずーっと違和感があった。
10年近く、その症状と『共存』していた。

10余年前に体のことを様々調べたとき、
左側頭部に2mmの脳動脈瘤があることがわかり、毎年経過観察をしている。
その関連で、耳鼻科で三半規管と聞こえのチェックもしていたのだが、
直近は後に触れるプライベートの大きな問題があって、
検査を受けることが出来ず、また、引っ越しも伴ったため、
怠ったかも、と思いながら、近所の耳鼻科や総合診療科受診したけれど、
耳鼻科の診断は「耳石の問題」というものの、投薬でも症状は改善しない。
心療内科も受診するも「適応障害」は診断名はつくが、
漢方薬では改善せず(薬を希望しなかった私もいるが)。

不明な中で、1週間に一度はめまいと吐き気が出る状況は変わらず。
直近では、気圧のせいにして、午後から出勤させてもらっていた。
勤怠はそこまで厳しくない、有り難い職場ではあったけれど、
他のメンバーとの仕事の処理量の開きは、焦りに感じていたと思う。

そんなとき、ひとつの記事と出会う。

ロンドンブーツ1号2号の田村淳さん。
「HSP」ってなんだろう?
早速いろいろ調べ始めた。
そして、表示される文章をむさぼるように読んだ。

もしかしたら、私もこれなのかもしれない。

診察してもらえるクリニックを探し、診察を受けることになった。
事前にWEBで問診するスタイルなのだが、
あまりいろいろ書き込みすぎたのか、
ものすごく、疲れたことを憶えている。

そして、受診日を迎える。

続く。


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