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インテリア#2 部屋を広く見せる、時短で失敗しない家具の選び方

今回は、家具を選ぶ時は、部屋に合ったサイズを正しく算出することが大事、という話です。

過去の私の失敗ですが、実際にお店でサイズOK!と思ったはずの家具を実際に家に置いてみると、やたら圧迫感がある、、ということが多くありました。

この経験を踏まえ、最近引っ越した際には
引っ越し先の部屋を全面計測して動線に必要な幅を計算し、
その幅を引いたスペースに収まる家具を探しました。

この算出方法で、結果的に現在の部屋では家具を置いた後も圧迫感なく広々と部屋を使えています。

ここで役に立ったのが、インテリアコーディネーター試験で勉強した家具サイズや動線に必要な幅の知識でした。

細かい知識というよりは、考え方を知っているか知らないかで家具の選び方が改善できると思うので、この記事でご紹介したいと思いました。

お部屋に合うサイズが決まれば効率よく家具が探せる

また、正しい算出方法で必要サイズを出すと、時短で失敗しない家具選びができると感じます。
なぜなら世の中に溢れるステキな家具も、サイズという条件だけで自然と候補がかなり絞られるからです。

例えばIKEAのソファは、都内の50-80㎡、1LDK〜3LDKのマンションのリビングに置こうとすると大きいものが多く、選択肢から外れるのではないかと思います。
※どんなレイアウトにしたいかにもよりますが…

お部屋に合う家具サイズの算出の仕方

空間に合う家具のサイズの考え方ですが、
結論「生活動線に必要な幅を確保し、家具が残ったスペースの中に収まるよう逆算する」

のがおすすめです!

そのやり方を2ステップに分けてみました。

STEP1:生活動線に必要な幅を知り、置ける家具の最大幅を把握する

生活に必要な幅は人工工学で明確に決まっています。

例えば、

・ダイニングチェアの後ろを人が通るのに必要な幅=1m〜

・低い家具同士の幅(TVボードとローテーブルの間、ローテーブルとソファの間の幅など)
=50cm〜

・人がダイニングチェアから立ったり座ったりするのに必要な幅
=テーブル端から壁まで60cm

何もないスペースからこうした動作に必要な幅を差し引いていくと、家具が置けるスペースが分かってきます。
そのスペースに合うサイズを目安に家具を選んでいきます。

STEP2:家具の高さを考える

STEP1で、家具の最大幅と奥行きが分かりました。次に考えるのが高さです。見落としがちですが意外と大事なポイントだと思っています。

①他の家具との高さを揃える
他の家具と高さを合わせて平面を調和させることで、開放感が感じられます。

例えば、ダイニングテーブルの高さが75cmだとしたら、近くのソファやキャビネットの高さも80〜90cmくらいに合わせるとスッキリします。

特に、隣り合う家具同士の高さがガタガタになってしまうと、まとまりが感じにくくなります。

②空間を広く見せたい場合はなるべく低めの家具を選ぶ
高さは、圧迫感の原因になりやすいです。逆に言えば、基本的に低い家具をを選ぶほど、視界が遮られず空間の広がりを感じやすくなります。

もし狭さが気になっている場合は低めの家具を選ぶと良いと思います。

(おまけ)家具配置

おまけですが、空間をより広く感じさせる配置の方法として手前から奥に高いもの→低いものとなるように置くという方法があります。

奥に向かって視界が開けていくので、空間の広がりが感じやすくなり、これもまた空間を広く感じさせる配置のポイントです。

選ぶ色や照明によっても、もちろん感じる空間の広さは変わってきますが、今回は基本的なサイズについて書いてみました。

ご参考になれば嬉しいです。お読みいただきありがとうございました♪

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YU|
インテリアコーディネーター資格保有、New York School of Interior Design受講を経て、現在はアメリカの現役デザイナーの元でインテリアを学びんでいます。インテリアデザイン事務所での仕事経験があります。普段からインテリア関連情報を幅広く収集しています。
育休中にインテリアコーディネーター取得。フリーランスでインテリアコーディネートの仕事をしていくことが目標です。
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