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【#6】 ウイスキーの熟成年数について


概要


今回は、ウイスキーの熟成年数について、そもそも熟成年数とは何を指すのか・どのようなルールがあるのか・熟成年数表記が複数存在する代表的な銘柄を紹介していこうと思う。

ウイスキーにおける熟成年数とは

ウイスキーの製造工程には、完成前の最後の重要な工程として”熟成”が存在する。

ウイスキーの製造工程を以下の図で示す。(*メインの製造工程のみを示しているため、各工程の前後にはいくつかの工程が存在する。折に触れて紹介したいと思う。)

ウイスキーの製造工程の流れ

ウイスキーは樽で熟成をするのだが、何年間樽の中で熟成するかというのがウイスキーの熟成年数に反映される。


熟成年数におけるルールとは


基本的には、1本のウイスキーは複数の樽をヴァッティング・ブレンドして作られるため、その樽の中で最小熟成年数がウイスキーのラベルには表記される。

つまり、例えば 12年間熟成した樽と15年間熟成した樽をヴァッティング・ブレンドして売られているウイスキーは12年と表記されている。

ちなみに、1つの樽から作られている”シングルカスクウイスキー”のついては以下の記事を参照していただきたい。

また、スコッチウイスキーやジャパニーズウイスキーは最低熟成年数3年、バーボンウイスキー(アメリカンウイスキー)は最低熟成年数2年というのが決まっている。

熟成年数が記載されていないボトルを通称ノンエイジ(NA)というが、それらのウイスキーも最低熟成年数は保証されているということになる。

熟成年数表記が複数する存在する銘柄について

1つの銘柄にしても、熟成年数表記が複数存在する銘柄がたくさん存在する。ここでいくつか例を挙げる。

グレンフィデック (スコッチウイスキー、スペイサイド):12年、15年、18年、 21年

山崎(ジャパニーズウイスキー、大阪): ノンエイジ、12年、18年、25年


同じ銘柄においても、違う熟成年数のものを飲み比べてみるのは、違いがあっておすすめである。


最後に


この記事は「wednesday whisky weblog」というマガジンに含まれます。このマガジンの他記事も見ていただければ幸いです。

このウイスキーブログは筆者がウイスキーについて学んだアウトプットとして作成しています。そのため、間違いがあった場合はコメントで指摘していただきたいです。よろしくお願いします。


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