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お母さんの味方

つい最近ふと思ったこと。お母さんの味方って少ないなということ。味方という言葉は違うかもしれない。気持ちを汲んでくれる人が少ないというべきか。

うちの長男は言葉が遅かったので保健センターによくお世話になった。

指差しをしたら「ブーブだね」「ちょうちょだね」というように言葉を返してあげて下さいね。

絵本をたくさん読んであげて下さいね。

会話も聞いているので色んな人と接して言葉のシャワーを浴びせてあげてね。

何度もアドバイスを受けた。長男は気がつけば上手に話すようになり、今では「もう少し静かにしてて」というくらいだ。
今、一番下の息子もなかなか言葉が出てこない。
保健センターから電話で子供の様子を聞かれ、また同じアドバイスを受ける。

「分かってる」
思わずそう言いたくなってしまうのを抑え、「私のやり方では足らないのでしょうか」と聞く。
「その子の性格もあるから」という答えだった。
それも分かっている。二番目の娘は特に頑張った記憶もなく言葉は早かった。

同じ事ばかり言われていると、そういう意味ではないと分かっていても責められている気持ちになる。「お母さんちゃんとやってますか」って。

「そんなにイライラしないで」「怒らない育児」「子供は笑顔のお母さんが大好き」家族やメディアから聞こえてくる言葉たちも私を責める。
そんなこと分かってるよ。じゃあ代わりに注意してよ。そんな気持ちを飲み込む。

お母さんである私が一番(もちろん父親も)子供の成長を楽しみに思っていて、怒りたくないと思っているのに。
きっと私はそういう時にそんな育児アドバイスが欲しいんじゃない。「言葉遅いと気を揉んじゃうよね」とか「怒れるよね」っていう共感が欲しいだけなのだ 。アドバイスは必要だと思うけれど、共感というワンクッションがあればもうちょっと違うのに。

なんだか私も甘えたくなってしまったのかな。そういう意味でお母さんの味方って少ないと思ってしまった。
そんな矢先、近所のおじいちゃんが子供たちを見て「活発やね。歩くの早かった子は言葉が遅いでしょう。うちんとこもそうやった」と話かけてきてくれた。
思わぬところに味方出現!ありがとうございます。

大丈夫、子供はいつだってお母さんの味方だから!

いつか聞いた母の言葉を信じてまた頑張ろうと思う。



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