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1on1という偽物の面談はやりたくなかった話

バスケもしていたので1on1というひびきが、対等を表しているのは外資系ぽいなと思っていた。

でも蓋を開けると、上司からのフィードバックの場。
会社のミッションは覚えているか?の場。
アルバイトの人は口をモゴモゴしてしまう。

あれ1on1って言葉使わないで欲しいなと思ってしまった。

僕が社員にあがり、1on1をやらせてもらう機会があった。

アルバイトの人に対して「働いてどう思うか?」「働きにくい人はいるか?」「何を目標に働いているか」などなど。

1on1が終わった時に、スッキリした表情や話をして良かったなんて声をかけられると凄い嬉しかった。

そこで僕は何を目標にして、1on1をやっていたか思い出してみる。

そのセッションで相手がどう感じて欲しいのか。

職場の中で、安心して働いて欲しい。

と思っていた。

そのために、

相手の話を聞く事を徹底した。

相手に言いたい事を用意して、ひたすら上司が喋る1on1に疑問を感じていた。

だからこそ、相手に話してもらった。

相手が提示してくれた課題を一緒に考える時が好きだったのかもしれない。

そのアルバイトの子にとって働きやすい環境になるために、障壁になっているものを、どう取り除くか一緒に考える。

その子の強みを再認識してもらう。
(一緒に働いていて、こちらが強みだと感じた事を伝える)

具体的な行動に落とし込む。

笑顔で働いているスタッフを見ると、嬉しくなる。

そのカフェで働いていて一番楽しかった仕事だったと自信を持って言える。

上司に1on1が好きで、カウンセラーとか向いているかもしれないと言った時に、そういう事は言うものじゃないと叱責された事を今でも根に持っている。

この人には、話をしたくないと心理的な壁が1枚増えた。

少し話はそれるが、

コーヒーチェーンを辞めてから、まだそのお店で働いているスタッフとお酒を飲む機会があった。(よく1on1していたアルバイトスタッフ)

僕「辞めてから、一番好きだったのはコーヒーでもなく、お客さんでもなく従業員って事に気づいたよ」

スタッフ「ゆうさんらしいですね」

僕「コーチングを、もっとやりたいって思えたから、またお店に戻りたいって思う時もあるんだ」

スタッフ「コーチングがやりたいなら、違う会社でも良いんじゃないですか?」

僕「…」

というやりとりを今ふと思い出す(笑)

時を超えて逆に教えてもらった。

こんなにビシッと言ってくれる子だったけ?笑

あの時のような、1on1をメインにした仕事を追いかけてみたい。

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