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2023 赤城山HCレース レポート

毎年目標にしている赤城山ヒルクライムに今年も参加してきた。自分がレースに出る意味を改めて考える内容になった。今後の戒めとして。

リザルト

一般男子B 54位/293人 1:05:15
距離18.6km
NP232w
平均心拍178bpm
最大心拍189bpm

レースまでの取り組み

ガーミンの指定するメニューをベースにトレーニングを組み立てた。正直指示通りのメニューをやっても強くなれるとは思えなかったので、いつ低強度をしていつ高強度を入れるのかを参考にしつつメニューは自分で選択した。仕事との兼ね合いでトレーニングの質、量ともに落ちている自覚はあったが自分のキャパ的にこれ以上は難しかったと思う。
減量に関してはレース1ヶ月前から間食と脂質をなるべく控えるくらいで白米などの糖質は普段通り食べた。その結果、練習量の低下もあってか昨年のレース時より+2kg、つまり平常時と変わらない体重で本番に臨むことになった。昨年は減量で抵抗力が落ちたせいか本番直前に体調をやや崩したのでその点は良かったのだが…

前日、家族を実家に預け自分はビジネスホテルに泊まる。体調面はバッチリ。但し体重は…
チームジャージ。これを着ると気合いが入る。


レース当日

朝3:00に起きて現地の駐車場へ。車内で朝食、ウォームアップを済ませてスタート会場へ移動。この辺の流れは定型化してるのでスムーズ。ただ今年からスタート会場となった道の駅まえばし赤城のトイレが少な過ぎて大行列!途中から女性トイレが男性にも解放されていた。来年またここでやるなら絶対改善してほしい…
整列は早めに自転車を並べたので前から4列目。外は風が冷たいので建物内で暖をとる。

定刻通り7:07に自分のグループがスタート。

序盤

直前に計測区側が変更になったため最初の4.5kmはパレード区間。サイクリングペースで沿道の応援に手を振りながら進む。後から聞いた話だと「パレードとは思えないほど速かった」というグループもあったみたいなのでこの辺は先頭付近の人達のテンションに左右されるのかも。

事前に危険だと言われていた狭い90度直角コーナーも安全な速度で曲がり、そこから600m先の焼肉屋の前で計測スタート。序盤の勾配が緩い区間は集団効果が大きい。これにどれだけついて行くかでその後の走り方が変わる。無理し過ぎると後半の失速につながるのでどこでマイペースに切り替えるかが重要。

が、ここで判断ミス。ちょくちょくFTPを超えるパワーが表示されるのにビビって昨年よりかなり早い畜産試験場手前の段階でズルズル集団の後方へ下がっていく。「後半になれば千切れた人がたくさん降ってくるだろう」などと考えながら4倍前後のマイペースに切り替える。その後の勾配がきつい直登区間で集団はあっという間に見えなくなった。ここはもう少し粘るべきだった。

①計測開始地点〜畜産試験場。オレンジや赤の区間が比較的多い。
畜産試験場から旧料金所。マイペースに切り替えたので緑が目立つようになる。


中盤以降

脚の合う数人と進む。周囲に先行されたり自分が前に出たりしても気にせず、感覚で最後までいけるであろうパワーで踏んだ。その結果がこれ。

旧料金所からゴールまで。苦しいことから逃げた人の色。

マイペースといえば聞こえはいいけど、レースにも関わらず苦しいことから逃げているのが一目瞭然。走っている最中は脚も呼吸もそれなりに辛かったし楽をしていたつもりもない。でもゴール後のやり切った感はなかった。

下山荷物受け取り。地元の高校生がテキパキ渡してくれる。このレースはゴール後から下山開始までの流れが完璧。


レースを終えて

レース後に虚しい気持ちになったのはこれが初めて。下山中や帰りの車内で原因を色々考えた。

①余力を残して集団から切れた。
賢く振る舞ったつもりがただ勇気がないだけだった。少なくとも限界の一歩手前まではついて行き、千切れた後も粘って出し切る走りをするべき。
②目標がはっきりしていなかった。
コースが変わったことによって目標タイムが分からなくなっていた。「今年は来年以降のベンチマークになれば良い」という逃げ道があったので追い込みきれなかった。
③消極的な自分の走りが嫌だった。自分が千切れたら「みんな序盤から飛ばし過ぎだからあとで降ってくる」と考えたり、低いパワーが表示されているのに「終盤だしこんなもん」と踏み直そうとしなかった。

年代別で他人と順位を争うような力がない自分にとって、過去のベストタイムを超えようとしたり、全力を出し尽くしたりすることがレースに出る目的なのにそれが出来なかった。こんなことなら試走やZwiftで登りのトレーニングをしているのと変わらない。年に一度のメインレースをこんな形で終えてしまったことが虚しさの理由なんだと思う。

長々と書いてしまったけどこうして文章にすることでだいぶ気持ちを整理できた。主に自分用の記録なのでいいよね。

これから益々仕事が忙しくなっていきそうなのでトレーニングの仕方も変わっていくかもしれないけど、来年はやり切ったと言えるようなレースが出来るよう真剣に楽しんで行きたい。

仕事も遊びも全力で。

今年も素晴らしいホスピタリティでした。また来ます。

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