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企業買収~MBO・EBO~ざっくり説明

「会社は株主のもの」という言葉への一つの答え。

MBO

経営者による企業買収(マネジメント・バイ・アウト)
企業の経営陣が自社の株式を既存株主(主にオーナーや親会社)から取得し、オーナー経営者として独立する行為。
多くの場合、上場企業が中期的成長戦略を図るために株主や投資家から株式を買い戻し、非上場化をすることを目的として行われます。

メリット
経営の効率化と迅速な意思決定が図れる
従業員の一体感が得られる
事業承継による後継者問題の解決

デメリット
既存株主と対立するリスク
経営体質が変化しない
MBOを実施するための資金調達に伴うリスク

過去のMBO
2006年 すかいらーく
2010年 幻冬舎
2011年 カルチュア・コンビニエンス・クラブ

題材にしたドラマ


EBO

従業員による買収(エンプロイー・バイ・アウト)
従業員が金融機関などの支援を受け、企業の事業部門を買収したり、経営権を取得したりすること。
後継者がいない非上場の中小企業で社内の人材を後継者にする場合などに利用されるケースが多い。

メリット
事業を引き継ぎが円滑に行われる
取引先・株主・債権者に経営方針の引継ぎをアピールできる
経営陣を一新することが可能 

デメリット
オーナーが得る売却益が少額に抑えられてしまう
融資を受けた投資ファンドからの圧力と経営への介入
金融機関の審査が厳しく、借り入れが難しい

事例

2000年 ADEKAから5社が独立
2009年 JUKI(工業用機械大手)

ドラマ


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