合法殺人

精神保健福祉法は精神科の強制入院の法律
同じような法律はかつてイタリアにもあった。
イタリアでは40年も前にバザーリア法が作られ精神科病院への入院が禁止され、1999年には精神科病院が閉鎖されている。
強制入院も、隔離監禁も、身体拘束も必要がないと、医学的にも証明されている。
にも関わらず、日本では当たり前に行われている。
身体拘束とは、両手足と腰をベルトのような拘束具で、仰向きにベッドに5点拘束される。
私も経験した。夫にビンタをしただけで、夫に110番通報され、警察に保護された。東京都立墨東病院に連れて行かれた。
ベッドに横になるように言われ、横になると、警察官と看護師におさえつけられ、勝手に説明もなく麻酔を打たれたのであろう。
気がつくと、身体拘束されていた。
5センチも動かせない状態で、丸4日間。
勝手に点滴と、尿管に管を入れられていた。
食事もあたえられず、トイレにも行かせてもらえなかった。
便をしたくなったら言ってください、差し込みを持ってきます。ベッドでして下さいと、看護師に言われた。
拘束具と接触する部分に、水ぶくれができた。
一日に一度看護師が来て、拘束具を外され体を拭いてくれた。
拘束具をはずす前に看護師に言われた。外しても殴らないで、と。
外されても、体はゆっくり動かすだけでも激痛だった。筋肉が固まってしまうのだろう。

本当に生きていてよかった。

身体拘束をされると、エコノミークラス症候群で亡くなる方が沢山いるらしい。
石川県の大畠さんは、6日間身体拘束され、亡くなった。遺族が訴えて裁判で勝っている。
ニュージーランド人のケリーさんも身体拘束されて亡くなっている。遺族が声をあげている。

日本では、今でも、1万人超の方が、必要のない身体拘束をされ続けている。

学ぶ努力、やめる努力をしないサイコパスな医者のところへ、馬鹿で無知な家族に民間救急を使って連れて行かれてしまったら、もう生きて病院の外に出てこられないかもしれない。
死亡退院、骨退院の方が、日本に何人位いるのだろう。おそらく信じがたい数の方がいるのは間違いない。

精神保健福祉法を熟知すれば、合法殺人は可能である。

警察と、夫を信じた私が馬鹿だったという事実を反省している。


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