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映画『クライ・マッチョ』

オンボロ車で荒野を駆け抜け、国境を越えて友人の息子を送り届けるまでに、様々な人との出会いと別れを体験するロードムービー。『運び屋』を思い出した。

高齢のクリント・イーストウッドは独身で、力強くロデオを披露し(たぶんスタント)、心優しく料理が上手で、動物や人間に好かれ、いざとなったら悪漢に拳を振るい、4人の孫娘を育てる美しい未亡人とも両思いになる。一部のアメリカ男性が描く理想の老後って、こんな感じなんだろうか。
動物と荒野に囲まれ、ゆったりと時間が流れる。癒しタイム。
スペイン語が沢山聞けるので、ちょっとした旅行気分にもなれる。
1970年代のメキシコが、かなり危険で乱雑で暴力的に描かれていて震えたが、一度行ってみたいとは思っている。

イーストウッドって「東木さん」だから、「東森」だったら「さらば青春の光」みたいだ。

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