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2020/6/7 日記

6月にはいり、暑さにも限界がやってきたので家でも冷房をつけるようになる。私にとって夏とは「室内と室外で気温差が激しくなる季節」のことで、いかにお腹を冷やさないようにするか?が重要な課題事項となる。タオルケットとカーディガンをうまく利用しながら、生活する日々だ。

中学の頃から胃腸の調子が悪くて、中間テスト前などのイベントが近づくと、緊張でお腹が痛くなった。さらに高校生になると過敏性腸症候群を発症し、静かな場所(教室)でじっとしていること自体がとにかく苦痛で、毎日「お腹が痛くなりませんように」「無事一日が終わりますように」とそればかり考えて暮らすようになった。今考えると、そこまで無理して学校に行くこともなかったのではないか?と思うけれど、子供ながら親に対しての申し訳なさもあってほとんど欠席もしなかった。

中学、高校、大学に通っていた自分を振り返ると、記憶に残っているのは、「とにかくお腹の問題と戦っていた」ということと、「お腹の問題から逃げるために本を読んでいた」ということで、友達や先生との交流もあったはずなのに、あまり覚えていない。

社会人になり、もっと乗り越えないといけない壁にぶちあたってお腹の問題にかまけている場合でなくなったのか、単純に強くなったのか分からないけれど、少しずつ、過敏性腸症候群の症状もでなくなって、今では「少し冷えに敏感な人」くらいの負担で生活できるようになった。

当時と変わらず今も本を読むけれど、あの「縋るような読書の時間」は、もうやってこないと思う。





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